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宮根誠司さんが治療した「眼瞼下垂」

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2021年11月3日 11時20分

宮根誠司さんが治療した「眼瞼下垂」

東京都医師会代議員会・議長、世田谷区医師会会長で「三軒茶屋眼科」院長の窪田美幸氏が10月27日、ニッポン放送「モーニングライフアップ 今日の早起きドクター」に出演。眼瞼下垂と眼瞼内反について解説した。

ニッポン放送「モーニングライフアップ 今日の早起きドクター」

眼瞼下垂

新行市佳アナウンサー)最近増えている目の病気について伺いたいのですが、どのようなものがありますか?

窪田)少し前に話題になりましたが、「眼瞼下垂(がんけんかすい)」というものが多くなって来ております。

新行)眼瞼下垂とは、どういう病気なのでしょうか?

窪田)まぶたが下がって来るという病気で、高齢の方が、「先生、最近目が小さくなったのよ」などと言われて眼科にいらっしゃるのですが、それは眼球が小さくなったわけではなく、まぶたが垂れて小さく見えるということです。キャスターの宮根誠司さんが手術をなさって、一時期話題になりました。

新行)そうでしたね。まぶたが垂れ下がって来ると、生活にはどんな支障が出ますか?

窪田)とにかくまず、見えにくい。なかには、無理やりおでこの筋肉を使って目を開けている方もいらっしゃいますが、そうすることで頭痛がしたり、肩が凝るのです。

新行)原因はあるのでしょうか?

窪田)最も考えられる原因は老化ですが、その他にハードコンタクトを使っていらっしゃる方にも多いです。

新行)年齢に関係なくということですか?

窪田)なかには先天的にまぶたを上げる筋肉が弱くて、お子さんのうちから下がっている方もいらっしゃいます。

新行)治療するときはどういう方法がありますか?

窪田)外科的な手術を行うことになります。

新行)つまり、皮膚を切るということですか?

窪田)その方の程度やタイプによって手術方法は違って来ますが、いちばん簡単な方法ですと、二重を深くするとか、皮膚を切るとか、眼瞼を上げている筋肉を外科的に縫い縮めるなど、いろいろな手術があります。

新行)手術してクリアに見えるようになれば嬉しいですよね。

窪田)女性の場合、二重がぱっちりして「若返った」と喜ばれる方もいらっしゃいます。

窪田美幸氏、新行市佳アナウンサー

眼瞼内反

新行)その他にも気になる目の病気はありますか?

窪田)眼瞼下垂と似たような病気で、「眼瞼内反(がんけんないはん)」というものがあります。

新行)どういう症状がありますか?

窪田)下瞼の皮膚がたるんで、まつ毛が目の方に入ってしまうという病気です。

新行)痛そうですね。

窪田)痛いと思います。

新行)逆さまつ毛のようなことですものね。

窪田)ごっそり逆さまつ毛ということになります。

外来手術で30分で終わる

新行)この病気はどういう方に多いのですか?

窪田)小さいお子さん、またはご高齢の方に多いです。

新行)なぜ、小さいお子さんかご高齢の方なのでしょう?

窪田)お子さんに関しては、下まぶたに脂肪がぷっくりついている場合、まぶたが内側を向いてしまうことはあるのですが、成長するにつれて治って行くこともあるので、たいていはそのまま経過を観察します。ご高齢の方の場合は、皮膚のたるみが原因になることが多いです。まぶたが内側に向いているわけですから、あまり見栄えを気になさらない方であれば、私はかぶれにくい絆創膏で引っ張ってしまうのですが、それだと抵抗があるという方の場合は、外科的な手術をお勧めしております。

新行)外科的な手術であれば、皮膚を切って、ということですよね。

窪田)外来手術で、30分くらいの手術時間で終わりますし、局所麻酔でできますので、手術を考えていただくのも1つの選択かと思います。

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