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コロナ禍によって「子どもの学校生活」はどう変わったか

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2021年11月11日 11時20分

コロナ禍によって「子どもの学校生活」はどう変わったか

東京都医師会理事で「かずえキッズクリニック」院長の小児科医、川上一恵氏が11月4日、ニッポン放送「モーニングライフアップ 今日の早起きドクター」に出演。学校におけるコロナ対策の現状と問題点について解説した。

ニッポン放送「モーニングライフアップ 今日の早起きドクター」

未だに制限されたなかで学校生活を送る子どもたち

新行市佳アナウンサー)現在、学校ではどのようなコロナ対策が行われているのでしょうか?

川上)当初は先生方が、「子どもたちがどこかを触るとすぐに消毒する」というくらい厳しかったのですが、いまは通常の清掃活動に戻っています。しかし、いまも給食の際には子どもたちは黒板の方を向いて、黙って食べていますし、部活動等も制限されています。また、学校行事がまだ完全には戻っていません。文化祭や修学旅行も中止や延期というところが少なくありません。感染の第5波が収まったと言っても、制限が加えられている状態で過ごしています。

新行)学生生活というのは、人間の土台をつくるような時期だと思うのですが、文化祭や修学旅行、給食もみんなと喋ることができないのは寂しいですし、影響が出ますよね。

川上一恵氏、新行市佳アナウンサー

マスクによってコミュニケーションが取りづらい

川上)こういう状況が続いていて、ストレスを感じたり、友だちとコミュニケーションがうまく取れていないこともあり、やる気がなくなってしまったり、鬱っぽくなってしまう子が目立っています。

新行)マスク生活も長くなりましたけれども、マスク越しでは相手の表情がわかりづらく、コミュニケーションを取る上でも障害になる部分がありますよね。

川上)学校や幼稚園は小さな社会ですから、相手の気持ちを読みとりながら、自分の発言や行動を決めるという体験をする場だと思うのです。そこに制約が加わることによって、これから先、子どもたちが社会に出るときに影響しないかと心配されています。

今後の学校生活のあり方

新行)「ウィズコロナ」という言葉もありますが、これから感染対策をしつつも、学校行事やコロナ対策、バランスの取り方はどうすればよいのでしょうか?

川上)バブル期以降、学校ではいろいろな行事が行われて来ました。この機会に現代の子どもたちに必要な行事と、そうではないものを切り分けるのもいいかも知れません。「感染対策をしながら楽しい行事を展開するにはどうしたらいいのか」ということを、子どもたち自身に考えさせて進めて行くのもいいと思います。スポーツであれば、オリンピックのときに選手がやっていましたけれども、自分の競技のときにはマスクを外して全力で試合をし、競技が終わったらポケットからマスクを出して口元に当てるという、そういう行動の取り方も1つの方法だと思います。

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