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中国では叩かれにくい インフルエンサーがファンに商品を売る「中国ライブコマース」の最新事情とは?

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2021年12月28日 22時20分

中国では叩かれにくい インフルエンサーがファンに商品を売る「中国ライブコマース」の最新事情とは?

中国のおもしろトピックや豆知識を紹介するポッドキャスト番組「山下智博のとにかく明るい中国」(ニッポン放送PODCAST STATIONほか)。山下智博が「中国ライブコマース」について語った。

アリババが「独身の日」セールのため特設した会場で、累計取引額4982億元(約7兆9千億円)を表示するスクリーン 2020年11月12日、浙江省杭州市

アリババが「独身の日」セールのため特設した会場で、累計取引額4982億元(約7兆9千億円)を表示するスクリーン 2020年11月12日、浙江省杭州市

中国bilibili No1日本人、コンテンツプロデューサーである山下智博がパーソナリティのポッドキャスト番組「山下智博のとにかく明るい中国」。9月10日配信回では、現在の中国のライブコーマス事情や新ホワイトカラーと呼ばれる若い購買層に、どのように訴求してゆけばよいのかなど、エレクトリックコマース(EC)に関する興味深い話をたっぷりとお届け。中国の縦型動画プラットフォームとライブコマースの構造変化をじっくり解説した。

「中国には、ダブルイレブン(W11)っていう恐ろしくデカいECショッピングイベントがあるんです。毎年11月11日の独身の日に、アリババが主催しています。2020年の『天猫(てんねこ)ダブルイレブンショッピングフェスティバル』では、売り上げの合計が約4982億元(日本円で約7兆7000億円)。これは一日で売り上げたものではなくて、キャンペーン期間の3日間で数字がどんどん伸びていったんです。

最近だと中国版TikTokのDouyin(抖音/ドウイン)。同じ縦型動画の快手(クワイショウ)など、縦型動画のアプリがライブコマースを縦型のままできるようになっています。キャンペーン期間でなくても、アカウントを持っている人や企業がアプリの中に自分の店を持てるようになってるんですね。申請をして必要な資料を提出すれば、商品が売れます。で、買ってくれたら発送する。その際の手数料をプラットフォームが持っていくという形なんですよ。

ECプラットフォームが電子化して、ライブコマースを始めるっていうのがこれまでの主流だったんです。しかし現在は、面白い人、面白いコンテンツがTikTokでバズりましたと、その人がマネタイズモデルとしてそのままファンの方に商品を売れるという流れになってきました」

ネットショッピング

ネットショッピング

「日本だとこういうのって叩かれやすいじゃないですか(笑)。『ファンに対して何ものを売ってんだ』って。でもこれ中国だとそうはならないんです。せっかく欲しい商品があるんだったら、自分の好きな人から買いたい。買った商品が知らない人や知らない企業の収入になるんだったら、ちょっと高くても好きな人に届いたらいいなっていう想いが、ファン心理としてあったりするんですよね。

なので、日本のように有名になった人がライブコマースで儲けることへの社会的な批判とかはないですね。批判が起こるのは品質に嘘があったりとか過剰な広告とか、ファンに対して信頼値を落とすようなことがあったら叩かれますけど(笑)。コンテンツを作っていた人が商品を売るプレーヤーになっていくという動きがありますね」

山下智博

山下智博

このほかにも、「コロナ禍で変化したお金の流れ」や「ライブコマースの成功者について」など、実話を交えて語った。

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