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自律神経を整えるには、ゆっくり動き、呼吸を意識する

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2021年11月25日 11時20分

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東京都医師会理事で順天堂大学医学部教授の小林弘幸氏が11月18日、ニッポン放送「モーニングライフアップ 今日の早起きドクター」に出演。自律神経の整え方について解説した。

ニッポン放送「モーニングライフアップ 今日の早起きドクター」

自分の人生を変えるには……ゆっくり動き、呼吸を意識すること

飯田浩司アナウンサー)きょうからできる自律神経の整え方について伺って参ります。整えるための基本のようなものはありますか?

小林)あります。「きょうから自分の生活、人生を変えたいと思ったら、どうすればいいですか?」と聞かれたら、「とにかくゆっくり動く」と答えます。

飯田)ゆっくり動く?

小林)すべての動きをゆっくりにするのです。夜、歯ブラシで歯を磨いているときに、ゆっくり動くと、あることに気が付きます。呼吸をする自分に気付くのです。

飯田)呼吸を。

小林)それだけ皆さん、普段は呼吸を意識していないのです。呼吸は無意識にやっているものだし、ただですから、誰も意識していないのです。「きょうから呼吸するのに1回150円かかる」と言われたら、みんな意識します。そのくらい重要なのです。ゆっくり動いたり、ゆっくり話せば呼吸を意識せざるを得ないのです。

お風呂は必ず夜入る

飯田)リラックスという意味では、お風呂に入ることもいいと言いますが、いかがですか?

小林)お風呂に入るのは夜ですね。朝はシャワーの方がいいと思います。

飯田)そうなのですか。

小林)お風呂に入って、体温を上げ過ぎてしまうと、身体がだるくなってしまいます。いい睡眠を取るためにも、夜、お風呂に入ることは絶対必要なのです。朝に入るならシャワーの方がいいですね。

飯田)そんな違いがあるのですね。

小林)サウナは入り方によってはいいと思います。1回汗をかいて、そこから水風呂に入ったり、シャワーを浴びたりする、その差がいいのです。寝ている子を起こすのと一緒で、ボーッとしている自律神経を刺激することはいいと思います。

飯田)水風呂に入って。

小林)ただ、アルコールを飲んでそれを抜くために入るとか、無理してあまりにも冷たい水に入るとか、長く入り過ぎるということは控えていただきたいと思います。

新行市佳アナウンサー、小林弘幸氏、飯田浩司アナウンサー

自律神経は雨の日に下がり、晴れの日は上がる

新行市佳アナウンサー)天気が悪い日に頭が痛くなったり、めまいがするのですが、天気も自律神経と関係があるのですか?

小林)ものすごく関係があります。「気象病」という病気もあり、ご高齢の方ですと、雨の日は関節が痛くなることもあります。若い方でも、雨の日は起きられないとか、頭痛やめまいがする場合もあります。我々の研究でも、自律神経が下がって来るときは、必ず低気圧なのです。

新行)やはりそうですか。

小林)自律神経がいい状態のときは高気圧なのです。青空を見て気持ちがいいと思うのは、ただ単に気持ちがいいだけではなく、気圧にも影響されているということなのです。だから、天気が悪い日は乱れないようにしようと思っても無理なので、「乱れたものをどう戻すか」を考えた方がいいと思います。

木曜日に最も自律神経が下がる

飯田)他に知っておくべき自律神経の整え方のポイントはありますか?

小林)我々の研究で面白かったのは、1週間の曜日との関係です。自律神経の調子は曜日によって違います。いちばん高いのが日曜日で、そこからどんどん下がって行きます。いちばん下がるのが木曜日なのです。

飯田)金曜日ではなく、木曜日ですか?

小林)木曜日がいちばん下がります。金曜日に上がるのです。普通であれば金曜日ですよね。

飯田)金曜まで平日ですものね。

小林)ところが人間は単純で、「明日は休みだ」と思った瞬間、元気が出て来るのです。

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