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東京五輪 銅・野口啓代「はしごを登ることができればクライミングはできる」

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2021年12月26日 17時50分

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黒木瞳がパーソナリティを務めるニッポン放送「あさナビ」(12月17日放送)にプロフリークライマーの野口啓代が出演。今後の活動について語った。

「東京五輪第13日」 スポーツクライミング  女子複合予選 リードの野口啓代=青海アーバンスポーツパーク 2021年08月04日 写真提供:共同通信社

「東京五輪第13日」 スポーツクライミング  女子複合予選 リードの野口啓代=青海アーバンスポーツパーク 2021年08月04日 写真提供:共同通信社

黒木瞳が、さまざまなジャンルの“プロフェッショナル”に朝の活力になる話を訊く「あさナビ」。12月13日(月)~11月17日(金)のゲストはプロフリークライマーの野口啓代。5日目は、クライミングの普及活動について—

黒木)東京オリンピックでスポーツクライミングがはじめて競技に採用されて、日本でもその存在や魅力が広く知られるようになりました。野口さんが考えられているのは「クライミングの普及」だということですが、その普及に関して、どのような活動をされているのですか?

野口)いまはまだ、具体的な指導のようなものはできていないのですが、2022年からは、具体的に後進の育成やアカデミーのようなものもやって行きたいと思っています。

黒木)一過性のもので終わらせたくない、クライミングが当たり前の世界にしたいという熱い思いを持っていらっしゃいますが、今後は後進の育成や教える側に立たれるということですか?

野口)そうですね。そのような活動もして行きたいと思っています。私が小学生のころはクライミングジムも少なかったですし、教えてもらうようなコーチや指導者の方も全然いないような時代でした。独学で、手探りのような状態でここまでやって来ました。

黒木)そうですよね。

野口)いまは、クライミングはスポーツとして成り立っています。私は小学校5年生のときにクライミングを始めたのですが、いまの子どもたちは5歳、6歳というようなころからやっているので、年齢に合った指導や、ゴールデンエイジのときの教育をしっかりしてあげて、怪我をせず、長く競技をしてもらえるような体制をつくりたいと思います。

野口啓代 / プロフリークライマー

野口啓代 / プロフリークライマー

黒木)クライミングの魅力をどのように発信して行きますか?

野口)クライミングは少しハードルが高いというか、「自分にはできそうもない」と思ってしまう方がたくさんいると思うのですが、実はクライミングはすごく簡単なところからあります。

黒木)そうなのですか?

野口)はしごを登ることができれば、クライミングはできるのです。急な階段くらいのところからクライミングはあって、幼稚園児でもクライミングはできます。

黒木)幼稚園児でも。

野口)その延長で皆さんに実際にやってみて欲しいと思います。人口は少しずつ増えているのですが、見る側としてはまだ確立していません。ラグビーやサッカー、野球はやる人数も多いですが、見る人数もすごく多いではないですか。

黒木)そうですね。

野口)クライミングも、自分はやらないけれど、「見ているのは楽しいよね」とか、「この選手を応援したい」というような、見る楽しみも増やして行けたらなと思います。

黒木)ルールも広めなければいけないですよね。

野口)ルールも選手もそうですし、サーカスを観るような感覚でもいいので、観ていただけたらと思います。

野口啓代(のぐち・あきよ) / プロフリークライマー

■1989年・茨城県生まれ。
■小学5年生の時に家族旅行先のグアムでフリークライミングに出会う。
■クライミングを始めて・わずか1年、小学6年生の時に全日本ユース制覇。
■その後、数々の国内外の大会で輝かしい成績を残し、2008年には日本人としてボルダリング・ワールドカップで初優勝。2009年には年間総合優勝。以降、4度の年間総合優勝の栄誉に輝く。ワールドカップ優勝は通算21勝を数え、「クライミング界の女王」と呼ばれる。
■2019年・世界選手権で2位となり、東京2020の代表に内定。
■競技人生の最後の舞台となった東京2020大会では銅メダルを獲得。現役引退を発表し、現在はクライミングの普及のため・様々な活動に尽力。

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