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『ショパン国際ピアノコンクール』とは? 世界2位の反田恭平が語る

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2022年1月5日 11時0分

『ショパン国際ピアノコンクール』とは? 世界2位の反田恭平が語る

昨年2021年の「ショパン国際ピアノコンクール」で、日本人として半世紀ぶりに2位に輝いたピアニスト・反田恭平が、1月2日(日)に放送された、女優の戸田恵子がパーソナリティを務めるラジオ番組「戸田恵子 オトナクオリティ」(ニッポン放送・毎週日曜14時~14時30分)に出演した。

5年に一度だけ、ショパンの故郷であるポーランドの首都・ワルシャワで開催される「ショパン国際ピアノコンクール」。参加資格は16歳以上30歳以下となっており、27歳の反田にとってラストチャンスだった同コンクールを振り返った。

戸田:「ショパン国際ピアノコンクール」は1か月くらいかけて行われるそうで。

反田:そうです。でも実は予備予選もあって、さらにエントリーは2年前で僕が25歳の時だったので、相当長い間、ショパンとずっと向き合っていました。

戸田:予備予選というのは?

反田:まず書類審査というものがありまして、今回は全体で500名の応募があって160~180名ぐらいが通りました。自分で演奏したものを送る、DVD審査だったんですけど。その160~180名ぐらいの子が7月に行われた予備予選に参加し、そこで87名が選ばれ、そこからコンクールがスタートしていくんです。

戸田:そうなんですね。

反田:1次、2次、3次予選、そして最後のファイナルがあるので、全部で6回ぐらい審査がありました。

戸田:私はど素人で申し訳ないんですが、予備予選からずっとみんな同じ曲を弾くんですか? 変えてもいいんですか?

反田:予備予選の作品は、1次予選、本選で弾く作品たちを組み合わせたものでした。ショパンのコンクールなので、ショパンしか弾いちゃいけないんですよ。でも、そういうコンクールって実はなかなかなくて。

戸田:はい。

反田:例えば、チャイコフスキーコンクールでは、チャイコフスキーだけを弾くわけでもないので。

戸田:そうなんですね!

反田:そうなんです。だから本当に珍しいし、世界最古のピアノコンクールなので、ショパンコンクールは一際違った注目度もあり、そして課題曲も一応あります。1次予選では練習曲を弾いてください、2次予選ではポロネーズを弾いてください、というような決まりがあって、さらに、自分の自由曲も取り入れてプログラム構成していくんです。

戸田:うん、うん。

反田:なので、プログラム構成とかセンスとかも審査対象になります。

戸田:それの作戦もあったんですよね?

反田:いやぁ、本当にやりましたね……。前回、前々回の800名分のリストアップをし、誰が何を弾いたかとか。1位の人は何を弾いたのか、とか。4000曲分くらい正の字を書いて分析しました。

戸田:すごい!

反田:言ってしまえば「コンクール向きの曲」「不向きの曲」が存在してしまうんですよね。それを知っておくべきかな、と僕は思ってやりました。

戸田:うん、うん。

反田:というのも、僕はコンクールから離れていたので。コンクールから離れるということは、コンクールの環境が分からないので。いい意味では、コンサートのように弾けるんですけど、やはりコンクールというのは魔物が潜んでいる場でもありましたね。

このあと、反田の選曲でショパンの『ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 作品11より第3楽章(演奏:一ノ瀬 海)』をオンエア。同曲について反田は「この作品は、僕にとってこの世に存在する全ての作品の中で一番大好きな作品で。このコンチェルトをファイナルで弾くために、コンクールに出場したと言っても過言ではない」と想いを吐露。

他にも番組では、「楽しいから弾くというだけじゃない」と語る演奏者の使命、日本人に“ショパン好き”が多いわけ、同コンクールで4位に入賞した幼なじみの小林愛実との関係も語った。なお、次回1月9日(日)の放送回にもピアニスト・反田恭平がゲスト出演する。

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