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週刊誌がいま“デジタル配信記事”に力を入れる理由 FRIDAYデジタル芸能デスクが明かす

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2022年1月31日 21時52分

週刊誌がいま“デジタル配信記事”に力を入れる理由 FRIDAYデジタル芸能デスクが明かす

「FRIDAYデジタル」芸能デスクの荒木田紀文氏が1月31日、ニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。近年、雑誌や新聞等のメディアが記事の「デジタル配信」に注力している背景を解説した。

見出しの最大文字数を増やした「Yahoo!ニュース トピックス」の画面 写真提供:共同通信社

見出しの最大文字数を増やした「Yahoo!ニュース トピックス」の画面 写真提供:共同通信社

いわゆる“紙媒体”である週刊誌やスポーツ新聞などが、いま“デジタル版”の記事配信に力を入れている。その理由とはいったい何なのか。辛坊治郎とは旧知の仲、「FRIDAYデジタル」芸能デスクの荒木田紀文氏に話を聞く。

辛坊)いまは「FRIDAYデジタル」という肩書きなのですか。

荒木田)そうです、「FRIDAYデジタル」という編集部ですね。

辛坊)「FRIDAY」の本体と「FRIDAYデジタル」はどういう関係なのですか。

荒木田)基本的には繋がりはあるのですけども、編集長は違うのでやっぱり全権責任者が違いますよね。記事を出す出さないというのは編集長にかかっていますので。

辛坊)よくわからないのは、「FRIDAY」に限らず雑誌というのは雑誌を作ってそれを販売して買っていただく人のお金と、それから「FRIDAY」の中に掲載されている広告費と、それが合わさって収入になってというビジネスモデルが簡単に見えるではないですか。でも「FRIDAYデジタル」で記事よく読みますけれども、ネットで開くとタダで見られるわけで。どういうビジネスモデルになっているのですか。

荒木田)要は広告からお金をもらっている形ですよね。

辛坊)儲かってるんですか。

荒木田)儲かっていますね。というのも、1つはまず「FRIDAY」本体の記事を載せますよね。じゃあ「FRIDAY」本体の記事を作るぐらいの記者さんやカメラマンさん、編集者など、あの人数をいまの「FRIDAYデジタル」で抱えられるかというと、抱えられないです。というのは、「FRIDAY」から記事を、簡単に言うと流用しているので、そこに関しては原価がかかっていないわけです。ですからそこはすぐ出せるので、安くできますよね。そういう意味では黒字ですね。その分編集者も記者も少ないわけですけれども。

「FRIDAYデジタル」芸能デスク・荒木田範文氏、増山さやかアナウンサー、辛坊治郎

「FRIDAYデジタル」芸能デスク・荒木田範文氏、増山さやかアナウンサー、辛坊治郎

辛坊)「FRIDAYデジタル」はあまりやっているようには見えないのですが、この番組でも橋下徹とかがゲストにきたときに、まあ暴言吐いて帰るとですね、その暴言部分が活字になってネット上にすぐ出たりするわけですよ。あれって、言ってしまえば元はタダじゃないですか。あのビジネスモデルは有りなのですか。

荒木田)「FRIDAYデジタル」は、テレビやラジオの切り取りというのはやらないと編集部内で決めているのですが。ただどうしてこういうことを他のメディアがやるのか。手っ取り早く言うとですね、「ヤフー(ニュース)」や「スマートニュース」さんとか、我々はいろいろなところに記事を配信するわけですね。そこで我々のニュースを見ていただくのですが、実はこれを(ヤフーニュースなどだけで)見ていただくだけはそんなにはお金にならないです。どうしてあそこに記事を配信するかというと、「関連記事」という欄が(記事の)下に出てきますよね。そこに飛んでいただくと、「FRIDAYデジタル」の本体のサイトに飛んでくるわけです。そうすると初めてそこで僕らの収入としては大きいものになると。

辛坊)ははあ、そういうことになっているんだ。

荒木田)となると、どこの新聞社も雑誌社も自社サイトにきてもらいたいわけですね。そうすると、たとえば「橋下さんが何か言っていた」という記事は非常にコンパクトにできて、なおかつ原価もかからずに自分のところのサイトに飛ばせるようなツール、呼び寄せる仕掛けとしては非常に実は簡単でいい。

辛坊)そうなんだ。私のここでのしゃべりって結構長いんですよ。だから短い原稿にしづらいと思う(笑)。だからね、コタツでラジオを聞きながら「何か面白いこと言ったら原稿にしてやろう!」みたいな人にとっては、「ダメだよ、こいつのしゃべりは。長くてまとまりがなくて、ついつい違う話しちゃうし」みたいな、きっとそんなことを言っているに違いない(笑)。

荒木田)だから、原稿は短ければ短いほど(自分のサイトに)飛んできてくれる数は多いです。もうこれはデータが出ています。だからどんどん原稿は短くしろ短くしろという感じになっていまして。

辛坊)じゃあコピーライターみたいな商売ですね。

荒木田)読む人も少なくなっているのですよね。

辛坊)ネットも?

荒木田)やっぱり「1000字」というのがひとつのラインです。「1000字」を超えると急に離脱率が(上がるのです)。読めない人が多いですね。

辛坊)字は読めるけれども、長文に慣れていないんだ。だから短い「つかみ」みたいな原稿じゃないとダメだということですね。

荒木田)本当にそれはいま数字で出ていますよ。

辛坊)よしラジオもそれだな。もうつかみみたいな喋りで。

増山さやかアナウンサー)できるようであれば、そのようにいたしましょうか(笑)

辛坊)努力します!

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