大久保嘉人 三男との2人暮らしを経験してわかった「家族のあり方」
ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2022年2月4日 19時21分
黒木瞳がパーソナリティを務めるニッポン放送「あさナビ」(1月27日放送)にサッカー元日本代表の大久保嘉人が出演。三男との2人暮らしを経験したことによる心境の変化と今後の展望について語った。
黒木瞳が、さまざまなジャンルの“プロフェッショナル”に朝の活力になる話を訊く「あさナビ」。1月24日(月)~1月28日(金)のゲストはサッカー元日本代表の大久保嘉人。4日目は、三男との2人暮らしを経験したことによる心の変化について—
黒木)9歳の三男橙利君との2人暮らしを経験なさって、大久保さん自身、お変わりになったと思いますけれども、まずは奥様のご苦労が身に沁みられたということですか?
大久保)そうですね。
黒木)あとは、家族のあり方や絆など、いろいろと心境の変化はありましたか?
大久保)帰って来て、「やはり、みんなと一緒に住むのはいいな」と感じました。大阪に行くまで、朝は次男と三男の橙利が言うことをきかないので、奥さんの怒鳴り声で起きていたのです。今回帰って来たときに、その怒鳴り声がまた繰り広げられていて、「これだね、大久保家は」と、懐かしく思いました。そういうのがいいのだなと。
黒木)いままではうるさいなと思っていたところが。
大久保)そうなのですよ。
黒木)「これが日常だ、大久保家の」と、新鮮に映ったわけですね。
大久保)そうです。怒鳴る意味もわかりましたし。「それは怒鳴るよね」と、向こうに行って納得できるようになりました。昔はイライラしていたのですけれども、いまはそう思わないですね。
黒木)家族のあり方についても、橙利君との2人暮らしを経験されたからこそ、心境の変化があったのですね。
大久保)ありましたね。
黒木)イエローカードも最多で大変やんちゃなサッカー選手というイメージが大久保さんには定着していたようですけれども、本当は繊細で細い糸1本でいままで現役時代はやっていらっしゃったという記事も読みました。
大久保)そうですね。自分はイエローカードやレッドカードもたくさんもらって来て、普通の選手よりも批判が多かったのです。その批判を覆すたびに、それをパワーに変えて頑張っていたというところがありました。年齢を重ねて行くにつれて、その線が本当に1本の糸になって行くというところでやっていたので、それが切れる前に辞めたいなとも思っていたのです。
黒木)繊細だからこそ、それをパワーに変えてサッカーをやり続けて、がむしゃらに点数を入れるのではなく、狙い打ちしてゴールを決めていらしたわけではないですか。ですから、とても激しかったのですよね。
大久保)そうですね。そこは激しくやっていましたね。そういうところでやらないと自分は力が出ないのです。それでよかったかなと思います。
黒木)移籍を繰り返されたのも、いまのところに甘んじないで、自分を追い込んで追い込んでチャレンジして行くという気持ちがあったからこそ、現役のころはそういう人生を歩んでいらしたのですね。
大久保)同じところで王様にはなりたくなかったのです。そこでよくても、また知らない自分を探しに行きたいというのが、昔からあって。小学校を卒業して、中学から親元を離れているので。そこからチャレンジをしないといけないというのが染みついているのかも知れません。
黒木)福岡にいらして、中学校で長崎に行かれたのですものね。
大久保)そうですね。
黒木)いまは現役を引退なさって、高校サッカーの解説も始められて、今後の人生については、いろいろ考えていらっしゃる時期かとは思いますけれども。
大久保)今後はまた違ったチャレンジをしたいです。テレビやラジオも含めて、いろいろなことにチャレンジしたいですね。
大久保嘉人(おおくぼ・よしと)/ サッカー元日本代表
■1982年6月9日生まれ。福岡県出身。
■国見高校(長崎)3年生の時に「高校3冠」を達成し、インターハイと高校選手権では大会得点王を獲得。
■2001年にJリーグ「セレッソ大阪」でプロキャリアをスタートさせると、闘争心溢れるプレーで存在感を発揮。
■2003年に日本代表デビュー、2004年にはU-23日本代表の一員としてアテネ五輪に出場、2010年には南アフリカ・ワールドカップ・ベスト16進出に貢献。
■マジョルカ(スペイン)、ヴォルフスブルク(ドイツ)でのプレーを挟みながらヴィッセル神戸に通算6シーズン在籍後、2013年に川崎フロンターレに移籍。2013年以降、史上初のJリーグ3年連続得点王の偉業を達成した。
■2021年のシーズンから古巣・セレッソ大阪に復帰。歴代最多・J1通算191得点。
■2021年11月19日に現役引退を発表。
■2004年に妻・莉瑛(りえ)さんと結婚。長男・碧人(あいと)、次男・緑二(りょくじ)、三男・橙利(とうり)、四男・紫由(しゆう)。4人の男の子のお父さん。
■ラストシーズンとなった2021年には三男・橙利くんと大阪で2人暮らし。
2021年11月に著書『俺は主夫。職業、現役Jリーガー』(講談社)を出版。
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