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佐久間P「すごい時代になった」日本映画史上初の快挙『ドライブ・マイ・カー』語る

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2022年2月16日 12時30分

佐久間P「すごい時代になった」日本映画史上初の快挙『ドライブ・マイ・カー』語る

2月9日(水)深夜、テレビプロデューサーの佐久間宣行がパーソナリティを務めるラジオ番組「佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)」(ニッポン放送・毎週水曜27時~28時30分)が放送。映画、エンタメ好きの佐久間が、「第94回米アカデミー賞」ノミネート作品について語った。

佐久間宣行

8日に行われた「第94回米アカデミー賞」で、濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』が日本作品史上初の作品賞など4部門にノミネートされた。以前、番組で佐久間は“2021年に見た好きな映画ベスト3”を発表して『ドライブ・マイ・カー』を挙げていたが、改めて「好きな作品だった」と、その面白さや他ノミネート作品についても語った。

「単純に、本当に好きな映画でした。前にこの番組でも話したけど、素晴らしかった。村上春樹さんのあの短編を、改変というか足した部分。濱口監督がオリジナルで足した部分が、めちゃくちゃ面白い! それは演技に関するところなんだけど。

で、その岡田将生さんが、僕がこれまで見た岡田将生さんの中で一番素晴らしい。めちゃくちゃ完璧でイケメンだから、何を考えているか分からない感じもあるじゃん? それの粗暴さとかもすごい面白かったし。とにかくいい映画だったな、って思いますね。

“ノブデミー”的に言うと……『ハウス・オブ・グッチ』が入っていないのが意外でした。あれもすごく面白かったから。

作品賞にノミネートしている『コーダ あいのうた』は、以前この番組で激賞したけどめちゃめちゃいい映画。『ドント・ルック・アップ』は(監督の)アダム・マッケイの皮肉と笑いが織り混ざって凄くよくて。『DUNE』『パワー・オブ・ザ・ドッグ』も素晴らしかった。

『パラサイト』(第92回アカデミー賞・作品賞)、『ノマドランド』(第93回アカデミー賞・作品賞)、そして今回ノミネートしている『ドライブ・マイ・カー』って来ると、アジア人の監督が……。すごい時代になった。

そして、やっぱり村上春樹さんってすごいんだね。海外の知り合いから『ドライブ・マイ・カー』のことを聞かれると、まだ監督のことよりも『村上春樹の作品だろ?』って言われるから。この作品のバリューの中に1個、“村上春樹作品”っていうのがあるんだなって思った。

でも『ドライブ・マイ・カー』が受賞したとしても、それで“日本映画がすごい!”とは思わない。10年前ぐらいから日本のインディーズ映画というか、これぐらいの世代の人達の映画がめちゃめちゃ面白くなっていて。その結実だと思う。それがちょっとずつ積み重なって、こうなったと思うんですよ。」

現時点で『ドライブ・マイ・カー』の興行収入は3億ほど。まだ大ヒット作ではないことから、「これが(ノミネートが)きっかけとなって、こういう日本のブロックバスターじゃない映画が10億、20億稼ぐぐらい当たるようになって、ここに予算が集まるようになったら、やっと、韓国映画のような興隆に追いつくような感じがして」とコメント。また、「歴史的な一歩」とも言い、ここからの日本映画も楽しみだと語った。

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