ウエンツ瑛士 イギリス留学した本当の理由
ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2022年2月27日 17時46分
黒木瞳がパーソナリティを務めるニッポン放送「あさナビ」(2月2日放送)に俳優・タレントのウエンツ瑛士が出演。イギリス留学に至るまでの経緯について語った。
黒木瞳が、さまざまなジャンルの“プロフェッショナル”に朝の活力になる話を訊く「あさナビ」。1月31日(月)~2月4日(金)のゲストは俳優・タレントのウエンツ瑛士。3日目は、イギリスでの演劇留学について—
黒木)ウエンツさんは2018年に日本で仕事をすべてやめて、1年半イギリスに演劇留学をされていました。留学するきっかけがあったということですが。
ウエンツ)振り返ってみれば、いろいろなことを思っていたのですが、お芝居をもっと知りたいという部分や、イギリスの作品が大好きだということもありました。音楽もイギリスのものが好きでしたし。
黒木)イギリスのお芝居が好きだった。
ウエンツ)それまであまり意識したことなかったのですが、30歳を節目に、自分の親のルーツについても考えました。父親がドイツ系のアメリカ人なのですが、どういうところから日本という国にやって来たのか……などといういろいろなことを思っていたら、もう行きたくて仕方なくなってしまったのです。
黒木)30歳になるころに主演なさったミュージカル『スコット&ゼルダ』でそういうことを感じて、役者としてもう少し自覚を持ちたいと。
ウエンツ)何が正解かわからない世界だったので、何か自分として核となるものがありたいと思ったのですね。レギュラー番組も持たせていただいているなかで決断をしたのですが、「帰って来たらもう仕事はないよ」としか言われませんでした。
黒木)仕事はないと。
ウエンツ)帰って来てからは、環境が変わって楽になりました。仕事やプライベートを含め、うまく行くようになりました。
黒木)留学中は朝から夕方まで語学学校に行かれて、夕方から、演劇やダンスやボイストレーニングなどフル稼働で生活していらっしゃったということですが、めげそうにはなりませんでしたか?
ウエンツ)スケジュール的には日本にいた方がまだ暇でした。向こうに行ってからは、休みを取ると怖いというような。
黒木)怖い。
ウエンツ)「1年半休みをいただいたのだから」という心持ちだったので、追い込むこともあって、少ししんどかったですね。でも、向こうで仲よくなった人たちが、「君がいままでやってきたキャリアは失われない。休みも取りながら、自分の心とも向き合いながら、いろいろなことをやればいい」と言ってくれて、精神的なことをたくさん教えてもらいました。最初の3~4ヵ月が特にきつかったです。
黒木)4歳から芸能界に入られて、留学なさる30歳のころまで活躍なさって来たのですからね。人生のなかで、がむしゃらに頑張らなくてはならないときというものが2~3回あると思うのです。「ここ」という。そのときはわからないのですが、それから逃げてはいけないというか、がむしゃらに頑張らなくてはならいという1つの表れだったのでしょう。もちろん、それまでも仕事を頑張っていらっしゃったと思うのですが、
ウエンツ)当時は「がむしゃらに頑張るのが常にではないといけない」という感覚がありました。がむしゃらな瞬間は確かに訪れて頑張ったあとに、「頑張っているのだけれどがむしゃらではない」という状況がときどきあったのですが、そのときに手を抜いているように自分で感じてしまうのです。でも、そのままスイッチを入れ続けたら自分が壊れてしまいそうになるのです。でも、それを誰かに相談する強さが自分にはなかった。
黒木)誰にも相談できなかった。
ウエンツ)役者もやらせてもらって、バラエティーもしたり、前はグループも結成して歌をやらせてもらっていたので、同じ職業の人間がいないと思っていたのです。
黒木)なるほど。
ウエンツ)本来は職業など関係なく、人を見ればいいということにも気付かないことが、留学前にはありました。芸能界は人に求められる仕事ではないですか。人に求められない瞬間でも自分は居ていいのだということが……。
黒木)そこまで自分を追い込んでいたときがあったのですね。
ウエンツ)おそらく4歳からやっているので、「仕事がない」ということが、「人から求められていない」という、イコールにずっとなってしまっていて。仕事していないことがなかったので、仕事がなくなることが怖いことでしかないという感覚があったのだと思います。
ウエンツ瑛士(ウエンツ・えいじ)/ 俳優・タレント
■1985年東京都生まれ。ドイツ系アメリカ人の父と日本人の母をもつ。
■4歳でモデルデビュー。俳優、歌手、バラエティ番組へのレギュラー出演など幅広く活躍。
■2018年10月から2020年3月まで演劇・語学の勉強のためイギリスへ留学。
■2021年はTBSドラマ『日本沈没-希望のひと-』で連続ドラマに出演。舞台ではブロードウェイミュージカル『メリリー・ウィー・ロール・アロング』などに出演。
■2022年3月21日から始まるミュージカル『ブラッド・ブラザーズ』に出演。
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