クロスカントリーで川除大輝がパラ初「金メダル」獲得、村岡はアルペン女子スーパー複合「銀」
ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2022年3月8日 11時30分
Japan's Taiki Kawayoke celebrates with his country's flag after the men?s long distance classical technique standing para cross-country skiing event on March 7, 2022 at the Zhangjiakou National Biathlon Centre, during the Beijing 2022 Winter Paralympic Games. (Photo by Mohd Rasfan / AFP)
3月8日のニッポン放送「北京2022パラリンピックインフォメーション」(朝6:32~)では、日本選手が活躍した3月7日のアルペンスキー女子スーパー複合、クロスカントリー男子20キロメートルクラシカルの立って滑るクラスについて、ニッポン放送・新行市佳アナウンサーが解説した。
村岡、後半の回転でドイツ・フォルスターに逆転を許す
北京冬季パラリンピック第4日(3月7日)、アルペンスキーのスーパー複合で滑降、スーパー大回転との3冠を狙った女子座位の村岡桃佳(トヨタ自動車)は銀メダル。前半のスーパー大回転で首位に立ったが、後半の回転で逆転された。
新行)昨日(3月7日)も日本選手団主将の村岡桃佳選手が見せました。スーパー複合は、前半にスーパー大回転、後半に回転を行い、両方の合計タイムで順位を決定する種目です。そのアルペンスキー女子スーパー複合の座って滑るクラスで、村岡桃佳選手は銀メダルを手にしました。これで今大会3つ目のメダルとなります。
飯田浩司アナウンサー)金、金、銀ですね。すごいですね。
新行)村岡選手は前半のスーパー大回転では首位に立っていたのですが、後半の回転でドイツのフォルスター選手に逆転され、銀メダルとなりました。平昌パラリンピックで金メダルを獲得した大回転が、3月11日に行われます。
飯田)ここから少し空くのですね。
新行)昨日のスーパー複合は「雪の状況の悪化が懸念される」ということで、1日前倒しで行われました。選手の皆さんにとっては3日連続でレースを行うことになってしまいました。本当に過酷でタフな日程であったと思います。
クロスカントリーで川除大輝がパラ初の金メダル
新行)クロスカントリー男子20キロメートルクラシカルの立って滑るクラスで、開会式で旗手を務めた川除大輝選手が金メダルに輝きました。レース後の川除選手のコメントをお聴きください。
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新行)川除選手は笑顔がとってもさわやかで素敵です。滑り終わったあとに、脱いだスキー板を振ってスタッフの人と喜びを分かち合っていたと思ったら、すぐにスタッフの人から日の丸を受け取ってカメラのエリアに行き、息を切らしながら写真撮影に応じていました。
飯田)一般紙でも、その模様を一面で掲載しているところもあります。
新行)川除選手は生まれつき両手足の指の一部がなく、ストックを持たずに滑るスタイルを取っています。
飯田)すごく強靭な下半身ですよね。
新行)腕を大きく振って滑る姿が印象的でした。レースを見ていたら、残り5キロメートル手前ぐらいで頭につけていたバンドを外す動作がありました。暑かったそうなのですけれども、それがスパートの合図のようにも見えました。
飯田)確かに。高橋尚子選手が、シドニーオリンピックだったと思いますが、サングラスを投げ捨てた瞬間から「ダーッ」とね。そういうものを想起してしまいますよね。
新行)川除選手はこの大会に向けて体幹を鍛え、ウエイトトレーニングを積み重ねたということです。そうすることで、クラシカルの上りでバランスが取れるようになり、失速しがちな後半でも体がぶれなくなったそうです。まさにトレーニングの成果があらわれたレースだったと思います。
「レジェンド」新田佳浩は7位 ~次世代の川除へつないだバトン
新行)昨日、同じく20キロメートルクラシカルに出場したレジェンドの新田佳浩選手は7位でした。今大会でパラリンピック7度目の出場となる新田選手ですが、これまで金メダル3つを含む、5つのメダルを獲得していまして、まさに日本チームを引っ張って来たエースなのです。川除選手がパラリンピックを目指すきっかけとなったのが新田選手で、小学生のころに新田選手に出会い、バンクーバーパラリンピックで獲得した金メダルを首にかけてもらったそうです。
飯田)その意味では、系譜が続いて行くと。
新行)バトンがつながった瞬間なのかなと思いました。
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