井上順、73歳でツイッターを始めたわけ「お返しをしないといけないと思って」

俳優で歌手の井上順（75）が、3月6日（日）に放送された女優の戸田恵子（64）がパーソナリティを務めるラジオ番組「戸田恵子 オトナクオリティ」（ニッポン放送・毎週日曜14時～14時30分）にゲスト出演。渋谷生まれ渋谷育ちの井上に東京・渋谷のことや、2年前から日課にしているツイッターについて聞いた。

2020年からツイッター始めた井上。ツイッターでは毎回「グッモー！」のあいさつで始まり、渋谷の話、かつてのエンタメ界の話、得意のダジャレもありと人気で現在のフォロワーは5.2万人。昨年2021年にはツイートをまとめたフォトエッセイ『グッモー！』も発売された。

戸田：渋谷の街が激変、急変していますが、その中でも井上さんは渋谷を楽しんでいて。

井上：うん。

戸田：コロナ禍を経験して、出かけることの日常や人と会うことの楽しさに改めて気付いて、早起きをして散歩するのが日課だそうで。その様子をツイッターにアップするようになったとか？

井上：そうそう。2年ぐらい前、大したお手伝いはしていないけど、渋谷の名誉区民に選ばれたんです。

戸田：素晴らしい！

井上：僕は「ええっ！？」って、頂いていいのかな、と思っていたけどお返しをしないといけないと思って。それで、僕は渋谷で生まれて渋谷で育ったから、僕の目線から渋谷をご紹介できたらなということで、ツイッターを始めたんです。ツイッターというのは自分ひとりでできるしね。

戸田：そう、自分でつぶやけばいいからね。

井上：ツイッターは写真付きの方がいい、ということで街に出て「すみません写真お願いします」って声をかけて、歩いている方が「はいはい」って言って撮ってくれて。僕はその写真と一緒につぶやいているけど、結構、歩いている人が撮ってくれて。

戸田：そうなんですか！？

井上：半分以上はそうじゃないかな。

戸田：朝早くに、だいたい渋谷のどの辺りは歩いているんですか？

井上：「Bunkamura」とか、渋谷区松濤とか、渋谷の雑踏から一歩入るとお屋敷があるんだよね。あそこは２つの顔が見える場所で。賑やかなのもいいけど、ちょっとほっとするような場所も必要だから、「鍋島松濤公園」「代々木公園」「明治神宮」とか。

戸田：ありますね。

井上：明治神宮には5月から6月にかけて“ハナショウブ”が咲く池があって、これが壮観で！ここはね、1時間いても『はぁ……！』って。いい時間を過ごせるのでぜひ見てもらいたい。

渋谷の名誉区民に選ばれ、故郷・渋谷の魅力を発信したいと思い、ツイッターを始めたという井上。ツイッターでは“誰か”に撮ってもらったような写真がよくアップされているが、偶然街で会った人に撮ってもらったものだと明かすと、戸田も驚いていた。