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外国とのコンテンツ交渉から見える、日本のコンテンツ力の“高さ”と防御力の“低さ”

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2022年3月22日 11時0分

外国とのコンテンツ交渉から見える、日本のコンテンツ力の“高さ”と防御力の“低さ”

中国のおもしろトピックや豆知識を紹介するポッドキャスト番組「山下智博のとにかく明るい中国」(ニッポン放送PODCAST STATIONほか)。番組初のゲストが登場した。

※イメージ

中国bilibili No1日本人、コンテンツプロデューサーである山下智博がパーソナリティのポッドキャスト番組「山下智博のとにかく明るい中国」。10月1日配信回では、番組初となるゲスト分部悠介(わけべ・ゆうすけ)が登場した。山下智博と一緒に「株式会社ぬるぬる」を立ち上げたCEOであり、これまでの異色の経歴、そして現在のお仕事について詳しく紹介した。

分部:(自分は)何がやりたいんだろうってなったときに、ゲームか。ってなったんです。日本のゲームやコンテンツがどんどん海外(特に当時はハリウッド)に出ていくんだけど、ちゃんとした交渉ができて、法律がわかる弁護士がいない。そこでエンターテインメントロイヤーっていう仕事を初めて知ったんです。ハリウッドは弁護士がたくさんいるんですよね。だから日本のコンテンツが世界に出ていくためには、そういう人がいなきゃダメなんだっていう話を結構聞くようになって。そこで、司法資格があるじゃないか!と。ゲームのことにも携われて、司法資格もいかせて面白いんじゃないかと。じゃあ、どうしたらいいんだろうか。会社に入ろう!ってことで電通に入ったんですよね。

山下:結構変わってきましたけど、わりと(コンテンツの交渉は)口約束の世界だったんです。ただアメリカはガチガチの契約社会で。中国も今はガチガチの契約社会になってますけど。相手を信じて任せると、やってる中で話がぐちゃぐちゃになったり、取り返しのつかないことになったり、IPが死ぬとかそういうことが結構ありますもんね。そこで、海外の人としっかりと交渉するために六法全書が必要だと。

分部:その通りです。

分部:同じ日本人同士だったら、お互いわかってますからね。言わずもがなですけど。アメリカ、中国とは全然考え方とか文化が違いますから、そういうときには法律であったり、それに基づく契約であったりが必要で。そこを使いこなす弁護士の役割がどんどん増えてきたという感じですかね。

分部悠介、山下智博

さらに、分部が中国で深く仕事をするようになったきっかけを聞いた。

山下:チャラい弁護士を経て、弁護士事務所もやめて電通に入って、日本の芸能界を経て、その次がようやく中国なんですか?

分部:えーっとですね、弁護士の時に初めて中国に関わったんですね。当時中国投資ブームで、いろんな企業が中国に行くようになってきたんです。その時の一つの案件で、今から17年くらい前に中国に行くようになったと。そのあと経済産業省で中国政府との交渉をしてたんですね。そこからどっぷり中国という感じですね。

山下:中国にどっぷりハマるきっかけは何だったんですか?

分部:やっぱり経済産業省への出向が一つのきっかけでした。当時まさに“ニセモノ”に困ってたんですね。日本の経済を発展させていくという役目で働いている時に、中国の“ニセモノ”っていうのが日本の経済にとって大きな問題であると。なので土台をきっちり作っていこうと。それで、専門の弁護士がいないと交渉もうまくいかないということで私がここで働かせていただきました。そこから中国の法律を研究して、日本の企業のいろんな人たちから中国で困ったことを聞いて、頻繁に中国に行って、話をすると。そういった流れですね。

山下:分部さんを口説く時は、専門の弁護士がいないって言ったら何でもやってくれそうですね。(笑)

分部:言っていただければ(笑)お役に立てることがあるならば。

共に株式会社ぬるぬるを立ち上げた2人は、息のあったトークを展開。このほかにも分部が中国で法律作りに関わった話や、中国で独立を決意した話についてもインタビューした。

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