催事企画プロデューサーとして参加する「大阪・関西万博」への思い 小橋賢児
ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2022年3月31日 23時14分
黒木瞳がパーソナリティを務めるニッポン放送「あさナビ」(3月4日放送)にクリエイティブディレクターの小橋賢児が出演。2025年に開催される大阪・関西万博について語った。
黒木瞳がさまざまなジャンルの“プロフェッショナル”に朝の活力になる話を訊く「あさナビ」。2月28日(月)~3月4日(金)のゲストはクリエイティブディレクターの小橋賢児。5日目は、大阪・関西万博について—
黒木)2021年の東京パラリンピックの閉会式のクリエイティブディレクター、総合演出もされました。そして、大阪・関西万博のイベントも催事企画プロデューサーに決まっているのですね。
小橋)そうですね。
黒木)2025年ということなので、あと3年後ということですが。
小橋)「いのち輝く未来社会のデザイン」というテーマは僕が入る前から掲げられていたのですが、僕がやって来たことは、気付きのきっかけ、「自分のなかで眠っていた本当の自分に出会う」ということです。これは簡単ではないのですけれども、まさしく「いのち輝く未来社会のデザイン」ではないかなと思うのです。
黒木)小橋さんのやって来たことが。
小橋)最近、地方を回っていて、あるところで祭りをつくっている若者たちに出会ったのです。彼らは1つの祭りをつくるために、年間に何十日間も話し合ったり、ときには喧嘩をしたりしながら祭りをつくり上げていました。そして燃え尽きて最後に1つになる。そのような過程を経て本当に強い絆ができて、より町が強くなるというのが本当の祭りなのではないかなと思います。
黒木)いろいろなことがあって。
小橋)政治も政(まつりごと)と言われているし、祭りということでただ踊るだけではなくて、「よくするためにはどうすればいいのか」とみんなで対話をして考えるということだと思うのです。万博がお国のイベントとか、世界の博覧会というだけではなくて、日本でやるわけですから、みんなにとっての「まつりごと」にならなければいけないのではないのかなと思います。
黒木)みんなにとっての。
小橋)そうやって参画をしているなかで1人1人が気付きを得て、本当の「自分が輝く未来社会のデザイン」ということにつながって行くのではないかと思います。これから2025に向けて、せっかく世界中の人、日本中の人が何かを変えようとやるこのタイミングを逃さない方がいいと思います。
黒木)そうですね。
小橋)ここがキーなのではないかと思うのは、英語は世界共通語ですけれども、「数字は宇宙共通語だ」と映画の『コンタクト』でも言っているのですけれども、本当にそれを信じています。大阪万博の2025年というのが、100年の歴史がちょうど終わるときなのです。
黒木)100年の歴史?
小橋)その100年というのが何かと言うと、昭和からちょうど100年なのです。つまりこれからの100年をつくって行くための大きなステップが、この大阪万博のタイミングなのではないかなと思っています。
黒木)大きな100年の1歩なのですね。
小橋)「万博は未来社会をつくるための実験場だ」と言われていますけれども、日本中の皆さんの知恵をここに入れて、新しい価値を100年後の人へつくるのだと。100年後には自分はいないではないですか。ということは「利己」だけではダメで、100年後の人たちに届けるためには、「利他」が入らないといけないと思うのです。
黒木)利他が。
小橋)つくり手だけがつくるのではなく、祭りに参加するような思いでみんなに参加して欲しいですね。大きなゴールを目指すというよりは、「その瞬間に輝くもの」に気付いてもらえたらいいなと感じています。
黒木)そういう大阪万博になりますね。私もいまから楽しみです。3年というのは短いですか? 長いですか?
小橋)意外とあっという間なのではないかと思います。
小橋賢児(こはし・けんじ) / クリエイティブディレクター
■1979年8月・東京都生まれ。42歳。
■8才で芸能界デビュー。以後、数々のドラマや映画、舞台に出演。
■2007年、27歳のときに俳優活動を休業。世界中を旅しながら多様な文化に触れながらインスパイアを受け、映画やイベント製作の仕事を開始。
■2012年、アメリカ縦断を描いた長編映画『DON’T STOP』」で映画監督デビュー。SKIPシティ国際Dシネマ映画祭にてSKIPシティアワードとSKIPシティDシネマプロジェクトをW受賞。
■また『ULTRA JAPAN』のクリエイティブディレクターや『STAR ISLAND』の総合プロデューサーを歴任。500機のドローンを使用した夜空のスペクタルショー『CONTACT』ではJACEイベントアワードにて最優秀賞の経済産業大臣賞を受賞。
■昨年は東京パラリンピック閉会式のショーディレクター(総合演出)を担当。2025年の「大阪・関西万博」では催事企画プロデューサーに就任。職業という枠にとらわれない、クリエイティブでマルチな活躍をみせている
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