お得な「プライベートブランド商品」も値上げは避けられない 流通アナリストが今後を分析

流通アナリストの渡辺広明がニッポン放送『垣花正 あなたとハッピー！』に出演。コンビニの相次ぐ値上げと今後について解説した。

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コンビニの相次ぐ値上げ 低価格がウリのPBも今後は値上げの可能性も

きょう4月5日（火）の同番組では、コンビニ大手のセブン-イレブン・ジャパンやファミリーマートなど、コンビニの相次ぐ値上げについて紹介。セブン-イレブン・ジャパンは弁当や麺類、総菜など約60の商品を今月初旬から順次、最大で15%値上げ。また、ファミリーマートはきょうから揚げ物類の10商品を最大で12%値上げ。原材料の高騰や物流コストの上昇が主な要因としている。

電話出演した、コンビニ・スーパーマーケット事情に詳しい流通アナリストの渡辺広明は、現状について「未だかつてない状況。理由がグローバルなのでコントロールができないんですよね」と今回の値上げについて、やむを得ないと明かした。さらにスーパーマーケットでは、これまで低価格で提供していたプライベートブランド(PB)について6月末まで据え置きの価格とする企業も出ているが、「結局、原料とか原油高など商品を製造する過程で発生するインフラなのでナショナルブランドと同じ。夏以降は売価が上がってくる可能性があります」と低価格が売りのプライベートブランドでも値上げは避けられない状況になるとの見方を示した。

渡辺広明氏

渡辺は、今後の対策について「一般的には節約しがちだが、少しでも消費して経済を回さないと厳しい状況になる」と言及。一方で、森永は「低所得者は貯蓄がないため消費する余裕がない」と指摘したうえで「本気でやるなら、お金を持っている富裕層から政府が奪い取ってばら撒いてくれたらいい」と提案した。