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IPEFとTPPに挟まれ「日本が難しいかじとりを迫られている」 日米首脳会談を森永卓郎が分析

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2022年5月23日 15時10分

IPEFとTPPに挟まれ「日本が難しいかじとりを迫られている」 日米首脳会談を森永卓郎が分析

経済アナリストの森永卓郎が5月23日(月)、ニッポン放送『垣花正 あなたとハッピー!』に出演。日米首脳会談についてコメントした。

【日米首脳会談】首脳会談で握手する岸田文雄首相(右)とバイデン米大統領=2022年5月23日午前11時36分、東京・元赤坂の迎賓館(代表撮影) 写真提供:産経新聞社


番組では現在、日本を訪れているアメリカのバイデン大統領について報じた。きょう、岸田首相との首脳会談が東京・赤坂の迎賓館で行われる。森永は「今日の最大のテーマはIPEF」と言及。アメリカは、自国主導の経済圏構想「インド太平洋経済枠組み(IPEF)」発足に向けた協議開始を東京で宣言するとし、アジア経済連携をめぐる米中の主導権争いが一段と激化すると見られている。森永は「中国が環太平洋連携協定(TPP)に加入すると言っている。そうすると日中韓など15カ国による地域的な包括的経済連携(RCEP)も、TPPも中国ルールになる。アメリカはそれが嫌だと。『東南アジアはアメリカ基準のやり方で動け!』と言いたい」とアメリカの立場を分析した。

日本の立場はどうなのか。森永は「だったらアメリカもTPPに戻ってって言いたい」と解説。「ところが、アメリカは関税を下げるのは嫌だと言っている。そのためアメリカは自国のやり方で動くIPEFで進めたい」と日本が難しいかじとりを迫られていると解説。TPPを主導する日本は、インド太平洋地域に対する米国の関与を最低限確保するため、IPEFにも協力し、米国のTPP復帰に向けた足掛かりをつかみたい考えだと見られている。

最後に森永は、きょうの首脳会談の内容を予想し「バイデン大統領が岸田首相に『お前が東南アジアをまとめろ』って言って岸田さんは『はい!』って返事すると思う」と、最終的にはTPPをアメリカ基準のやり方で進めるよう指示し、日本はそれを了承するのではにないか、と推察した。

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