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ロシアのウクライナ侵攻は「まだ3回裏が終わったところ。4回表からロシアは本気になる」元内閣官房副長官補・兼原信克氏が分析

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2022年5月30日 12時0分

ロシアのウクライナ侵攻は「まだ3回裏が終わったところ。4回表からロシアは本気になる」元内閣官房副長官補・兼原信克氏が分析

元内閣官房副長官補で、同志社大学特別客員教授の兼原信克が5月30日(火)、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』に出演。ロシアによる軍事侵略開始から3か月が過ぎたウクライナ情勢について分析した。

<左>Russian President Putin Meets with German Chancellor Olaf Scholz February 15, 2022, Moscow, Moscow Oblast, Russia: Russian President Vladimir Putin comments during a joint press conference with German Chancellor Olaf Scholz, following bilateral talks on the Ukrainian crisis at the Kremlin, February 15, 2022 in Moscow, Russia.  © Sergey Guneev/Kremlin Pool/Planet Pix via ZUMA Press Wire 写真提供:共同通信社 /<右>キエフで、現在の状況を説明するウクライナのゼレンスキー大統領(ウクライナ・キエフ) AFP PHOTO /UKRAINIAN PRESIDENCY PRESS OFFICE  写真提供:時事通信社



兼原氏はウクライナの現状について、「ウクライナを南北分断で攻めるというロシア軍の作戦は失敗した。今は野球で例えれば、3回裏が終わって1対2でウクライナの勝ちという状況。しかし、これから4回表になって、ロシアは全軍を南部に集め、本気になって攻めてくる。ウクライナはこれからが厳しい」と話した。

また、これからのプーチン大統領の狙いについて、「プーチンが、いま本当に欲しいのは、マリウポリ周辺と東部ドンバス地方、そしてクリミア半島。今はそこに全力を向けつつある。これからが本番と思っていい」と指摘。

さらに、「もともとプーチン大統領は軍事侵攻を1週間で終えるつもりだった。2024年の大統領選挙に向けて、クリミアを併合したときのようにもう1度領土拡大に成功すれば、さらに人気が高まると思っていた。しかし、実際には北部からの撤退を余儀なくされるなど、彼は失敗をしてしまった。そのため、このままでは終われないという思いもあり、今度は全力でやってくる。勝たないと戦争が終われないと考えている」と話した。

兼原氏は今後の情勢について、「ウクライナ軍の士気が折れない限り戦いは続く。そしてプーチン大統領は領土を奪ったとしても、取り返しにくるウクライナ軍と戦わなくてはならない。まだまだ戦いは続くと思う」との見解を示した。

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