『太陽とボレロ』水谷豊監督が描く、いまを生きる歓び
ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2022年6月4日 11時30分
![『太陽とボレロ』水谷豊監督が描く、いまを生きる歓び](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/nipponhoso/nipponhoso_365079_0-small.jpg)
【Tokyo cinema cloud X by 八雲ふみね 第1060回】
シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信する「Tokyo cinema cloud X(トーキョー シネマ クラウド エックス)」。
今回は、6月3日に公開された『太陽とボレロ』と『極主夫道 ザ・シネマ』をご紹介します。
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『太陽とボレロ』
映画館で観たい!『太陽とボレロ』 ~“解散”から始まる、希望の物語
ドラマ「相棒」シリーズでもおなじみの名優・水谷豊が監督を務める長編映画第3弾『太陽とボレロ』が、劇場公開となりました。
本作で題材となったのは、クラシック音楽。アマチュア交響楽団を舞台に、音楽を愛する人々が織り成す人間模様を鮮やかに描き出した、感動のヒューマンドラマです。
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『太陽とボレロ』
『太陽とボレロ』のあらすじ
豊かな自然に包まれた、とある地方都市。この地で長年活動を続けてきたアマチュアオーケストラ・弥生交響楽団の解散が決まった。
苦渋の決断を下した主宰者・花村理子はラストコンサートを計画するが、さまざまな事情を抱えた楽団員たちの息は合わず、ギクシャクするばかり。
理子は楽団を支援してきた鶴間、そして若手楽団員の圭介やあかりとともに、音楽を愛する仲間の心をひとつにしようと奮闘するが……。
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『太陽とボレロ』
『太陽とボレロ』のみどころ
主人公・花村理子を演じたのは、本作が映画初主演となる檀れい。水谷豊監督から直々のオファーを受けて、明るくチャーミングなヒロイン像を体現しました。
共演には石丸幹二をはじめ、町田啓太、森マリア、田口浩正、藤吉久美子、田中要次、六平直政、河相我聞、原田龍二など、賑やかな面々が集結。オーケストラのように適材適所で個性を発揮する演技巧者たちが奏でるハーモニーに、思わず笑みがこぼれることでしょう。
また水谷豊監督は、理子の恩師で指揮者の藤堂謙役で出演も。“誰もが信頼を寄せるマエストロ”として、キャスト・スタッフを牽引し、極上のエンタテインメントを完成させました。
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『太陽とボレロ』
“終わりから生まれる始まり”という、ユニークな人間讃歌を描いた本作を語るにおいて外せないのは、クラシック音楽の名曲たち。なかでも、楽団メンバーの俳優陣が吹き替えなしで、プロのオーケストラと演奏した「ボレロ」は特筆もの。
世界を舞台に活躍する指揮者・西本智実率いる、イルミナートフィルハーモニーオーケストラの旋律からは、力強さや潔さ、そして清々しさが感じられ、映画の終わりを告げるエンドクレジットが流れて場内が明るくなっても、しばらく座席に座っていたくなるほど、深い余韻を味わえます。
幸福に満ちた、味わい深い映画&音楽体験。スクリーンで心ゆくまで堪能して。
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『極主夫道 ザ・シネマ』
映画館で観たい!『極主夫道 ザ・シネマ』 ~玉木宏主演、今度はスクリーンにカチコミだ!
おおのこうすけによる同名人気コミックが、ドラマ、アニメに続き、待望の映画化となった『極主夫道 ザ・シネマ』。
“不死身の龍”と恐れられた伝説の極道から専業主夫に、華麗なる(!?)転身を果たした龍が、今度はイタリア風味のマフィアと激突! キレッキレのギャグ満載で、濃すぎるキャラクターたちがスクリーン狭しと大暴れ。
笑いと人情が詰まった爆笑コメディ。ドラマをご覧になってない方も、楽しめること間違いなしの1作です。
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『太陽とボレロ』
『太陽とボレロ』
2022年6月3日(金)から全国ロードショー
出演:檀れい、石丸幹二、森マリア、町田啓太、田口浩正、永岡佑、梅舟惟永、田中要次、木越明、高瀬哲朗、藤吉久美子、小市慢太郎、カンニング竹山、HideboH、渋谷謙人、松金よね子、六平直政、山中崇史、檀ふみ、河相我聞、原田龍二、水谷豊
監督・脚本:水谷豊
撮影監督:会田正裕(J.S.C.)
マエストロオブオーケストラ:西本智実、イルミナートフィルハーモニーオーケストラ
配給:東映
(C)2022 「太陽とボレロ」製作委員会
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『極主夫道 ザ・シネマ』
『極主夫道 ザ・シネマ』
2022年6月3日(金)から全国ロードショー
出演:玉木宏、川口春奈、志尊淳、古川雄大、玉城ティナ、MEGUMI、安井順平、田中道子、白鳥玉季、水橋研二、本多力、くっきー!(野性爆弾)、中川大輔、片岡久道、新川優愛、渡辺邦斗、猪塚健太、藤田朋子、安達祐実、橋本じゅん、松本まりか、滝藤賢一、吉田鋼太郎(特別出演)、稲森いずみ、竹中直人
原作:おおのこうすけ「極主夫道」(新潮社パンチコミックス刊)
監督:瑠東東一郎
音楽:瀬川英史
主題歌:Creepy Nuts「2way nice guy」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
(C)2022「極主夫道 ザ・シネマ」製作委員会
連載情報
![](https://news.1242.com/wp-content/themes/news1242_PC/img/prof_cinema.jpg)
Tokyo cinema cloud X
シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。
著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/
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