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辛坊治郎「この商売が怖い」 “専門家“も間違える『知床観光船沈没事故』原因報道に触れ

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2022年6月6日 19時20分

辛坊治郎「この商売が怖い」 “専門家“も間違える『知床観光船沈没事故』原因報道に触れ

辛坊治郎が6月6日(月)、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』に出演。北海道知床観光船沈没事故の原因をめぐる報道に対し、そのほとんどが「間違いだ」と指摘した。

陸揚げ後、保管場所に移される観光船「KAZU 1(カズワン)」=2022年6月1日午前、北海道網走市 写真提供:時事通信社

1日に陸揚げされた沈没船「カズワン」は、現在、海上保安庁によって事故原因の究明が進められている。その報道のなかに、船の甲板や客室の下を仕切る「隔壁」に穴が開いていたため、浸水範囲が広がり沈没に至ったとの指摘がある。辛坊は、この報道に関し「間違いです」ときっぱり。「この種の小型船舶に水密区画というのはないんです」と言い切った。このことに関して、自身が以前に番組で同席した元・海上保安庁の“専門家”ですら知らなかったと明らかにした。

国土交通省は、今回事故を起こした「KAZU1(カズワン)」と同じ航行区域を設定している小型船舶について、「水密隔壁」の設置は不要として船舶検査を運用している。斉藤鉄夫国交相も、3日の閣議後の記者会見で「法令上、水密構造の完全密閉は求められておらず、検査機関も確認していない」と述べている。

辛坊は、小型船舶において「バルクヘッド」と呼ばれるこの種の隔壁は、水密のためではなく船の外板を支える構造体として存在し、船内の居住空間をわけるためにあると解説。「小型船の隔壁に水密性はないんです」と言い切り、「そこに穴があろうとなかろうと結果は同じことなんです」と、隔壁に穴があったから沈んだかのような報道は間違いだとした。そのうえで、「みんなが知っていなきゃいけないはずの前提となる知識があまりにもおろそかにされている」と苦言を呈した。同時に、現在小型船を自作しているという辛坊は、この分野のことについて「たまたま知識があった」とし、これまで自身が伝えてきたほかのニュースに関して「もしかすると同じような間違いが至る所にあったんじゃないか」と反省しているとも述べた。

“専門家”と称する人でも間違えることがあると話し、「だんだん恐ろしくなってきて、この商売自体が最近すごく怖くなってきている」と語った。

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