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「停戦の鍵はアメリカが握っている」ウクライナ侵攻の“現実”を辛坊治郎が指摘

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2022年6月9日 21時30分

「停戦の鍵はアメリカが握っている」ウクライナ侵攻の“現実”を辛坊治郎が指摘

バイデン米大統領(ゲッティ=共同)、ウクライナのゼレンスキー大統領(ロイター=共同) 写真提供:共同通信社

辛坊治郎が6月9日(木)、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』に出演。ロシア、ウクライナ停戦の鍵は「アメリカが握っている」と言及した。

バイデン米大統領(ゲッティ=共同)、ウクライナのゼレンスキー大統領(ロイター=共同) 写真提供:共同通信社

ロシアによるウクライナ侵攻をめぐって、ウクライナ側は現在、おもにアメリカやフランス、ドイツなど西側欧米各国からの武器援助を受けて戦線を維持している。この状況に対して辛坊は、「何となくウクライナに西側各国がみんな協力して、ロシアに対する戦線を固めているんだなあという印象だが、ウクライナにとっては自国が物事を判断する範囲をどんどん狭められている状況」と指摘。「こうなってくると、ウクライナではない西側の国々の兵器の援助でいま戦線が維持されているという現実が日々明らかになってきている」と続け、それら西側諸国はロシアとの全面戦争を望まないことから「どこかで手打ち式をしたいと思っている」と分析。

さらに辛坊は、「アメリカが本音のところで戦争をやめさせたいと仮に思ったとしたら、できる」と断言。「そのタイミングで、ウクライナにこれ以上の武器供与はしませんと西側が足並みをそろえた瞬間に、ウクライナはそれ以上戦えないことがはっきりしてきた」と述べ、どのラインで停戦するかなどの鍵を握るのはウクライナではなくアメリカだとした。

そのうえで「小さい国は気の毒だなと、それが世界の現実なんだということを我々はちゃんとみておかないと」、「だから自分のことは自分でね」と語り、暗に日本の防衛のあり方についても問題提起した。

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