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「日本最古の医学書」にも登場する「梅干し」

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2022年6月14日 11時25分

「日本最古の医学書」にも登場する「梅干し」

あなたの朝がいつもイイ朝でありますように—ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。6月7日放送分のテーマは「日本の梅干しの歴史」です。

ニッポン放送「羽田美智子のいってらっしゃい」

8世紀ごろ、中国から薬用の「烏梅(うばい)」が日本に伝わります。烏梅とは青梅を燻製にし、乾燥させたものです。色がカラスのように真っ黒いことから、この名前が付いたそうです。

その後、日本でも梅の薬用としての効果が知られるようになると、梅の実を塩漬けし、保存食や薬として活用していたそうです。この「梅の塩漬け」が、梅干しの原型と考えられています。

平安時代中期、時の村上天皇が病気の折に、梅干しと昆布入りのお茶で体調が回復したと伝えられています。同じく平安時代中期に書かれた日本最古の医学書にも梅干しが登場し、その効能が取り上げられているそうです。

梅干しは、のちの戦国時代にも武士の間で広まり、戦の際の携帯食として重宝されていきました。

江戸時代になると、梅干しは庶民の間にも広まっていきます。大晦日やお正月、節分のような特別な日には縁起物として、梅干しなどが入った「福茶」をいただくようになりました。それ以降も梅干しは常に、私たちの食生活と深くかかわっています。

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