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奥山佳恵が「助けられた」と語る「インクルーシブ教育」

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2022年6月13日 12時39分

奥山佳恵が「助けられた」と語る「インクルーシブ教育」

ニッポン放送「すくすく育て 子どもの未来健康プロジェクト」(6月12日放送)に、タレントで俳優の奥山佳恵が出演。「インクルーシブ教育」について語った。

ニッポン放送「すくすく育て 子どもの未来健康プロジェクト」

淵澤由樹(進行役):奥山佳恵さんは2001年にご結婚され、翌年には第1子となる長男の空良くんを出産、2011年には次男の美良生くんを出産されています。その後、美良生くんがダウン症候群であることが判明しました。

尾木直樹(ナビゲーター):次男の美良生くんがダウン症であると公表する際、長男の空良くんにご相談されたそうですね。

奥山:当時の長男は小学4年生で、多感な時期でした。(次男が)人とは少し違うということを、もしかしたらお友達にからかわれてしまうかも知れない。長男の心のケアが心配でした。でも「公表してもいい?」と相談したら、「何てことないよ」と。「僕の弟は可愛いし、僕は大好きだから、もしも友達にからかわれたら『僕の弟はかわいい時期が長いんだよ』と自慢する」と言ったのです。その言葉に私は背中を押されました。「そうだよね。何も恥じることはない、かわいい子だよね」と、長男の言葉からパワーを貰って、皆さんに堂々と知ってもらおうと思いました。

尾木:素晴らしいですね。頭で考えるのではなく、感性が豊かというか、人間味が深いです。現在、美良生くんは小学5年生。地域の通常学級に通っているそうですね。

奥山:次男が小学校へ上がるときに「インクルーシブ教育」という言葉を聞きました。地域の先生方からも「子どもはみんなのなかで育つのですよ」とアドバイスを受け、私は恐る恐る学校に通わせたのです。しかし、子どもはとても寛容性があって、いろいろな子どもがいても、みんな包んでくれる。子どもたちの優しさに触れることができました。いまのところ、何事もなく通常学級に通っていますし、たくさんのお友達ができました。週に1度、最大15人のお友達が家に遊びに来ます。

尾木:素晴らしい小学校だと思います。「インクルーシブ教育」は文科省も取り入れようとしたのですが、ほとんどのところでうまくいっていないようです。

奥山:先生が合理的配慮を考えてくださって、「できてもいい、できなくてもいい」という大変おおらかな環境で次男を育ててもらっています。先生方や子どもたちの寛容さに助けられています。小学1年生のとき、私は勝手に肩身の狭い思いをしていました。でもいまは、親ばか目線で言いますと、次男がいるためにみんなが優しくなっている気もしています。

尾木:そこが「インクルーシブ教育」の素晴らしさで、相互にいい影響が出てくるのです。それを実践できているのはすごいと思います。

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