今田耕司とのサプライズな“出会い”を明かす黒木瞳「ボケなければいけないと思ったのですよ」
ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2022年6月20日 11時35分
黒木瞳がパーソナリティを務めるニッポン放送「あさナビ」(6月13日放送)にお笑い芸人の今田耕司が出演。黒木瞳との出会いについて語った。
黒木瞳が、さまざまなジャンルの“プロフェッショナル”に朝の活力になる話を訊く「あさナビ」。6月13日(月)~6月17日(金)のゲストはお笑い芸人の今田耕司。1日目は、黒木瞳と今田耕司の“出会い”について—
黒木)以前から私は今田さん大好きでして。
今田)ありがとうございます。
黒木)最初の出会いは電話ですよね。
今田)そうです。しかも、超遠距離の。
黒木)私がアイルランドにいて、そして今田さんはスペインにいらした。
今田)バルセロナにいました。
黒木)プロデューサーが、「じゃあ今田さんに電話しましょうか」とおっしゃったので、電話でつながったのですよ。
今田)そうですよ。私はバルセロナのバーにいたのですよ。
黒木)私はアイルランドのバーにいまして。
今田)ロマンティックですね。
黒木)「もしもし? 黒木メイサです」って私が言ったのです。
今田)そうですね。掴みはそうでしたよ。「黒木瞳さんからお電話です」と言われているのに、「黒木メイサです」とおっしゃって。まあ、私と飲んでいたプロデューサーも悪いですね。そこは黙ってサプライズにすれば、「メイサさん何ですか?」で種明かしをしたら盛り上がるかもわからないですけれども、「黒木瞳さんからです」と言われて、恐縮して「ええ」と思って電話に出て、「黒木メイサです」って言われるから。「あ。おはようございます」という……、受け入れないと仕方ないでしょう。だって、「何でですの!」とは。お会いもしていないのですから。電話だけですよ。
黒木)そうですね。
今田)そりゃあ、言えないでしょ。
黒木)やはり今田さんとお話しするからには、ボケなければいけないと思ったのですよ。
今田)大丈夫ですよ。黒木さんも関西が長かったので、おそらくそうなったのかもわからないですけれども。
黒木)長くはないのですよ、私。
今田)何年ですか?
黒木)6年半くらいしかいなかったです。
今田)でも、多感な時期の6年半って、けっこう濃くないですか?
黒木)濃いですし、もともと西だからね。
今田)そうか。
黒木)はい。お笑い大好きなのです。
今田)黒木さんの見た感じのイメージからすると、お笑いに接点があるとは思わないですよ。「お笑い好き」というイメージがまずないです。
黒木)なぜでしょう。
今田)お笑いすら知らない。「お笑いって何なの」という、「だから、面白いことを言ったりよく喋る人が……」と、一生懸命教えなければならないというくらいのイメージです。特にお話したのは、何年も前ではないですか。謎でしたよ。
黒木)そうですか。
今田)いまみたいに、バラエティに出て何か話しているところを観る機会もありませんでしたし。宝塚のイメージで、「ただただお姫様」ですから。
黒木)「ただただ」って。
今田)世の中と一線を引いている感じです。特に昔の宝塚は、我々は阪急電車でしか見られなかったですから、本当に。
黒木)宝塚時代も、三宅裕司さんたちのコントが好きで。
今田)スーパーエキセントリックシアターですね。
黒木)そう。そのコントだけをカセットテープに入れて、大部屋で私が流していたのです。
今田)みんなでそれを聴いて笑うみたいな。
黒木)いや、みんな笑わないのですよ。私しか笑わない。いつも「また流してる」とか言われて。
今田)「これが私好きなの」ということや。
黒木)「印鑑鼻に詰めろ」とかね。だから、三宅さんのこと知らないのだけれど、耳で知っていたのですよ。
今田)漫才みたいな感じですよね。鼻の穴が特徴がある方なので。
黒木)小倉さんとやられるのですよ。
今田)それで小倉さんを突っ込んだり。
黒木)そうです。いろいろな物語があってコントをやっていらっしゃるわけです。それだけを聴いていました。あと楽しみというのは福岡に帰るときに、飛行機のなかで落語を聴くのですが、ものすごく話がおかしいときがあるでしょう。あの「笑いを我慢する自分」がいいのですよ(笑)。
今田)機内で、落語で笑うのを我慢している。誰も思わないですよ、黒木瞳さんが落語を聴いているなんて。
黒木)それが快感なのですよ。
今田)皆さん、クラシック聴いていると思われていますよ。まさか落語を聴いているとは思わないでしょうね。
黒木)その笑いを我慢するのが快感だったのですよ。
今田耕司(いまだ・こうじ)/お笑い芸人
■大阪府出身。1966年3月13日生まれ(56歳)
■吉本総合芸能学院「NSC大阪校」の4期生。
■80年代後半に劇場デビューし、ピン芸人として主に大阪で活躍。
■90年代に「ダウンタウンのごっつええ感じ」などに出演。全国的な知名度を得る。
■主に番組MCとして誰もが知る芸人となり、数多くのレギュラー番組はもちろん、「M-1グランプリ」や「オールスター感謝祭」といった大型特番の生放送も担当。日本のテレビ界を代表するMCとしての地位を確立している。
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