ロバート秋山「本当に、ブレイクしてる感じはないんですよ」佐久間Pから「なんで毎回、誰の力も借りずにブレイクするの?」
ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2022年6月22日 21時50分
6月15日(水)深夜に放送された、テレビプロデューサーの佐久間宣行がパーソナリティを務めるラジオ番組「佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)」(ニッポン放送・毎週水曜27時~28時30分)に、お笑いトリオ・ロバートの秋山竜次が生出演した。
以前から佐久間は、秋山について「自家発電で、何回も勝手にブレイクする正真正銘の天才」「どこが天才かと言うと、どんな打ち合わせでも、秋山は1時間の間に15個ぐらいアイデアを出してくる」「アイデアが湯水のごとく出てくる天才」などと紹介。
この日、佐久間が改めて“ブレイクの秘訣”を聞くと、秋山は「ブレイクしてる感じはない」ということや、ネタは「ただやりたいだけの塊をやっている」などと語った。
佐久間:秋山ってさ、なんで毎回毎回、誰の力も借りずにブレイクするの?
秋山:いやいや! 本当に、ブレイクしてる感じはないんですよ。
佐久間:以前(2021年12月15日に)、この番組にインパルス・板倉も来てくれたんだけど、板倉は元ロバートなんだよね。
秋山:その放送で、板さんが僕への愛をすごい語ってくれて。本当にびっくりしましたよ。『そんな思いでいてくれたんだ!』って。でもなんか……僕の追悼番組みたいになっていましたけど(笑)
佐久間:それ、僕も途中から思った(笑)
秋山:養成所では最初、僕と馬場(ロバート)が2人で組んでいて、そこに板さんが入って来たんですよ。
佐久間:よく秋山と馬場の2人でやってたよね(笑)。
秋山:そう、馬場はマジでただの仲のいい友達なんですよ。馬場を誘ったら「秋山といられるなら!」って、すぐに(養成所に)来てくれたんですよ。
佐久間:養成所で、秋山×馬場の時って何をやっていたの?
秋山:ベタな、タクシーの運転手のネタとかを馬場に突っ込んでもらっていましたね。でも、板さんがツッコミで入ったら、コントとしてかなり成立して!
佐久間:ネタ見せでもウケていたんでしょう?
秋山:めちゃくちゃウケていました! 正直言うと、そのコントの仕組みは全部、板さんに作ってもらっていましたね。僕は……今もそうですけど、ちゃんと話にできるタイプじゃないんですよ。
佐久間:ああ、そうかそうか。
秋山:今の僕らのネタって、大体が「なんだー?」から入って、「なにー?」「もう帰りますよ」「仲間が来たー!」。で、最終的には「ムリー!」で終わりますから。
佐久間:「なんだー?」「仲間が来たー!」「ムリー!」の三段論法なんだ。確かにワンフォーマットだもんね(笑)
秋山:全部それです。「ムリー!」でどんな角度でも終わらせられますから。
佐久間:だけど、昔は板倉が構成を作って、中のボケを秋山が考えていたってこと?
秋山:そうです、一緒に考えながら。僕が「こういうのをやりたい。面白そうじゃない?」とか言って、板さんが「面白いね」って。
佐久間:すごいクリエイティブな会話で楽しかったでしょ?
秋山:めっちゃ楽しかったです! それを、ちゃんとまとめて、板さんが流れにしてくれて。で、ネタ見せでもすごいウケるし。
佐久間:そうだよね。秋山のパワーと、板倉の構成力が両方あるわけでしょう?
秋山:お互いがちゃんと補えてるって感じがしました。だから、解散する時は「ええっ!?」ってなりましたよ。
佐久間:じゃあ、板倉が抜けて、ネタの作り方が変わった?
秋山:ただただ、やりたいだけの塊をやるしかなくなったんです(笑)
現在のロバートは秋山、馬場、山本の3人だが、秋山、馬場、インパルス・板倉という3人で組んでいた時代もあったと回想。昔は、板倉が秋山のアイデアを構成してくれていたが、現在は、秋山の「やりたい」をいつものフォーマットに落とし込んでいるのだと語った。
また秋山といえば、さまざまなクセのあるキャラに扮する大ヒット企画「クリエイターズ・ファイル」も有名だが、元はフリーペーパーの企画で自由に遊んでいただけだったという。実は最初の1年間は何の反応もなかったが、「ただただ、己が楽しいからやっていました」と語ると、佐久間が「なんでもそうだね、すごいね!(笑)」と、仰天していた。
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