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辛坊治郎「欧米なら射殺」 刑務所生活望む男が人質立てこもり事件繰り返す

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2022年6月22日 19時0分

辛坊治郎「欧米なら射殺」 刑務所生活望む男が人質立てこもり事件繰り返す

キャスターの辛坊治郎が6月22日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。「刑務所に戻りたい」という男が人質立てこもり事件を繰り返したことについて、持論を展開した。

埼玉県川越市のインターネットカフェ立てこもり事件で、身柄を確保された長久保浩二容疑者(奥右)=2022年6月22日午前3時27分 写真提供:共同通信社

埼玉県川越市のインターネットカフェで21日夜、男が女性店員を人質に立てこもった。警察が約5時間半後に突入し、42歳の男を逮捕した。男は10年前にも愛知県豊川市の信用金庫で立てこもり事件を起こして逮捕され、服役していた。

辛坊)逮捕された男は、10年前の人質立てこもり事件で服役していたんですが最近、出所したばかりで再び人質立てこもり事件を起こしたんです。同様の事件を繰り返した理由について警察が取り調べたら、「刑務所に戻りたかった」などと供述しているらしいんですよ。「ふざけるな!」という話です。ただ、日本の刑務所の居心地は、人によってはそんなに悪いわけではないようです。

では、「刑務所に入りたい」なら、どんな犯罪でもいいわけではありません。軽い犯罪では執行猶予が付いてしまいますから、目的を果たせません。確実に刑務所に長期間居られるためには、それなりに重い犯罪である必要があります。この男、よく考えていますよ。ただ、この男は、人質の女性店員にけがをさせたようですが、本気で人を傷つける気はなかったと思いますね。ましてや、強盗や殺人とか、そんな気はないと思います。ただ単に刑務所に入りたいだけですからね。でも、これは日本でしかありえないことです。

というのは、欧米で同様の人質立てこもり事件を起こしたら、どうなるかというと、ほぼ間違いなく現場で射殺されますから。日本には死刑制度が残っていますが、欧米では死刑廃止の傾向にあります。そんな欧米でも、この手の事件が起きると、警察は人質を救出するために、ほぼ間違いなく容疑者を現場で射殺します。犯罪現場で警察に殺される人数では、死刑の残る日本より欧米のほうがはるかに多いです。だから、私はこのニュースを聞いた瞬間、日本でしか成立しないケースだという素朴な印象を持ちました。

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