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辛坊治郎「ありえない! 恐ろしい国になった」尼崎市の個人情報紛失問題

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2022年6月23日 19時30分

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キャスターの辛坊治郎が6月23日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。尼崎市が全市民約46万人の個人情報が入ったUSBメモリーを紛失したことについて、「ありえない! この国は恐ろしいことになっている」と危機感を募らせた。

市民の個人情報が入ったUSBメモリー紛失について、記者会見で謝罪する兵庫県尼崎市の担当者=2022年6月23日午前 写真提供:共同通信社

兵庫県尼崎市は全市民約46万人の住民基本台帳の個人情報が流出した恐れがあると発表した。臨時特別給付金の支給などを請け負った業者が、個人情報入りの USB メモリーをかばんに入れて持ち帰り、飲食店に立ち寄った際に、そのかばんを紛失した。

辛坊)ありえない! どんな管理の仕方をしているんですかね。 USB メモリーに入っていた個人情報が尼崎市全住民の住民基本台帳データ46万517件だけでしたら、ひと昔前までなら公開情報のようなものですから、そんなに影響はない話でしょう。私が尼崎市に住んでいたら、「気持ち悪いな」「ふざけるな」くらいは思うかもしれませんが、その程度のことです。しかし今回は、それで済ませるわけにはいきません。問題は、ここから先です。

USB メモリーに入っていたのは、前述の住民基本台帳データ以外に、住民税に関する情報36万573件、生活保護や児童手当受給世帯の銀行口座情報8万6026件、非課税世帯等臨時特別給付金の対象世帯情報8万2716件も、です。こうした情報が入った記録媒体を紛失するなんて、ありえないですよ。住民税をいくら払っているか、生活保護を受けているか、児童手当をいくらもらっているか、さらには銀行口座の情報まで入っているんですよ。

これは、尼崎市に限ったことなのか、どの自治体にもありえることなのか…。自治体における個人情報管理は、いったいどうなっているんですかね。今回紛失したUSBメモリーにはパスワードがかかっているとのことですが、そんなパスワードなんか突破できる人はいますよ。

今回の件でもう1つ、ぞっとしたことがあります。飲酒したうえでUSBメモリーを入れたかばんを置き忘れた人は、尼崎市の職員ではなく、尼崎市が委託している民間企業の一従業員なんです。そもそも、市民の機微な情報を民間企業の従業員が1人で大量に取り扱えるシステムなんて、おかしいですよ。とても恐ろしいことになっていますね、この国は。

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