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辛坊治郎「相当に異常なことが起きている」 ウクライナ商業施設爆撃 露が空対艦ミサイル使用か

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2022年7月4日 18時40分

辛坊治郎「相当に異常なことが起きている」 ウクライナ商業施設爆撃 露が空対艦ミサイル使用か

キャスターの辛坊治郎が7月4日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。ロシアによるウクライナ商業施設の攻撃に旧ソ連時代の空対艦ミサイルが使われた可能性が高いことについて、持論を展開した。

2022年6月27日午後、ウクライナ・クレメンチュクのショッピングセンターにKH32巡航ミサイルが着弾した瞬間とされる画像(ゼレンスキー大統領のSNSの動画より)提供元:ZUMA Press 写真提供:共同通信社

アメリカ国防総省の高官が1日、約20人が死亡したウクライナ中部クレメンチュクのショッピングセンターへの攻撃で、対艦用の兵器が使用された可能性が高いとの見方を示した。地上の標的を正確に狙うミサイルとは異なるため精度を欠き、民間人の犠牲が拡大した恐れがある。

辛坊)ウクライナのショッピングセンターにミサイルが着弾する、あのショッキングな画像。当初はミサイルが着弾して爆発する画像しか流されていなかったのですが、数日遅れて別の角度から収録したショッピングセンターに向かってミサイルが落ちていく様子の画像が公開されました。この画像にはっきりと映っているミサイルの形を見ると、旧ソ連時代の空対艦ミサイル「KH32」の可能性が高いんですね。KH32は、旧ソ連がアメリカの空母を撃沈するために開発したミサイルです。

空対艦ミサイルというと、戦闘機の翼に付いているミサイルを想像する人もいるかもしれませんが、KH32は違います。KH32はかなり大きくて、戦闘機に搭載できるようなミサイルではなく、爆撃機がおなかに抱えて発射するミサイルなんです。今回、空母を1発で破壊するようなミサイルが使われたということは、やはり相当に異常なことが起きているのだと感じます。

ロシアがこの空対艦ミサイルを使った理由として1つ考えられるのは、こうした脅しをウクライナに対してかけたいと思っていたためだと想像でき、意図的に使用した可能性があります。もう1つの理由は、これまでの侵攻で精度の高いミサイルを使い過ぎてしまい、精度の高いミサイルがロシアで枯渇し始めているからではないでしょうか。それで、破壊力は大きいけれども、着弾点を精密にコントロールできない旧ソ連時代のミサイルを使わざるを得なくなっており、誤ってショッピングセンターに当ててしまったのではないかと考えられます。

ところで、ショッピングセンターにミサイルが着弾する画像そのものですが、人工知能(AI)を使って偽動画を作るディープフェイクであるという指摘は、今のところ一切ありません。ですから、ロシアが旧ソ連時代にアメリカの空母を撃沈するために開発した巨大なミサイルを爆撃機から発射してショッピングセンターに当てたというのは、残念ながら事実だと思われます。

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