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オミクロン変異株『BA.5』は「感染力がより強くなった」 医師が解説する流行するウイルスの条件

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2022年7月7日 17時15分

オミクロン変異株『BA.5』は「感染力がより強くなった」 医師が解説する流行するウイルスの条件

精神科医の和田秀樹が7月7日(木)、ニッポン放送『垣花正 あなたとハッピー!』に出演。「新型コロナ再拡大 全国旅行支援 延期へ」という話題を取り上げ、政府の経済政策に対し持論を述べた。

新型コロナウイルス SARS-CoV-2 B.1.1.529(オミクロン)系統 出典:国立感染症研究所HP(https://www.niid.go.jp/niid/ja/multimedia/10841-sars-cov-2-omicron.html)

新型コロナウイルスの感染が、再び急拡大している。6日発表された東京都の感染者数は8,341人で、およそ3カ月ぶりに8,000人を超えた。全国の感染者数は4万5000人を超えている。また、政府は全国を対象としている観光喚起策「全国旅行支援」について、延期する方向で調整に入った。今回の感染拡大では、これまでよりも広がりやすいとされるオミクロン株の派生型「BA.5」への置き換わりが進んでいるとみられている。

精神科医の和田は、派生型「BA.5」について「重症化については、従来のオミクロン株とほぼ変わらない」としたうえで「感染力がより強くなった」と分析。和田によると「ウイルスは毎日変異している。毎日変異している中で、より流行りやすいものが勝つ」と話し、「流行りやすいウイルスの条件は、“感染力”と“重症化しにくい”ということ。前のウイルスよりも強毒化してしまうと、宿主を殺してしまう。いまくらいの強さか、もっと弱いもの。その代わり感染力が強い」と見解を述べた。

増加傾向にある死者数について和田は、いまよりも毒性が強かったデルタ株のときの重症者で、療養を続けてきた方が亡くなってしまい、そういった方が計上されることが、死者数増加の一因なのではと解説した。

また、政府の経済対策についても「中国のようにロックダウンに踏み切るのか、日本の経済を守るため、海外からの観光客を受け入れるのか。2年前、コロナと言う病気がまだわからず、死者が多かった時期は、多少経済を犠牲にしてもよかった」と話したうえで「ただ、ウイルスが変異して弱毒化していることがわかっているのに、これまでと同じ対策をしているなら、それに対してちゃんとした議論をすべき」と持論を述べた。

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