「いつか必ず賞を獲ると思っていた」直木賞受賞・窪美澄を 新潮社 中瀬ゆかりが絶賛

新潮社の中瀬ゆかりが7月20日（木）、ニッポン放送『垣花正　あなたとハッピー！』に出演。7月20日に開かれた第167回芥川賞・直木賞の選考会について語った。

直木賞に決まった窪美澄さん　撮影：2022年7月20日午後、東京都内のホテル　写真提供：共同通信社

ニッポン放送で毎週月曜日から木曜日の朝8時からお送りしている朝のワイド番組『垣花正 あなたとハッピー！』。7月21日（木）の放送では、新潮社の中瀬ゆかりが登場。7月20日に開かれた第167回芥川賞・直木賞の選考会について取り上げた。

第167回芥川賞・直木賞の選考会が20日、築地の料亭「新喜楽」で開かれた。賞創設以来初めて、候補者全員が女性となった芥川賞は、高瀬隼子氏の「おいしいごはんが食べられますように」が選ばれた。そして直木賞は、窪美澄氏の「夜に星を放つ」が選ばれた。

直木賞を受賞した窪美澄氏について、新潮社出版部・部長を務める中瀬は「以前、新潮社で『ふがいない僕は空を見た』という作品を出版されたんです。初版5000部程度だったんですが、瞬く間に10万部を超えて、奇跡の大ヒット作になった」と話したうえで「すごい作家になられて、いつかは賞を獲るのは間違いないと思っていた」と明かした。

新潮社出版部・部長　中瀬ゆかり

また、芥川賞を受賞した高瀬隼子氏について中瀬は「今は教育関係のお仕事をされていて、会見をみていても、すごくおしとやかで好感度が上がったんですが、作品を読むと、人の感情に踏み込んだ“黒め”な物語で、そういったものを書かれたことに改めて才能を感じた」と称した。