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『米中プロレス』開幕か? 間違って『大ケガ』する可能性も! ~ペロシ下院議長訪台による米中関係悪化に森永卓郎が危惧

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2022年8月3日 22時35分

『米中プロレス』開幕か? 間違って『大ケガ』する可能性も! ~ペロシ下院議長訪台による米中関係悪化に森永卓郎が危惧

経済アナリストのが8月3日(水)、ニッポン放送『垣花正 あなたとハッピー!』に出演。アメリカ・ペロシ下院議長の台湾訪問のニュースを受け、戦争へ発展する可能性や、日本への影響について危惧を示した。

北京の清華大学で講演するペロシ米下院議長 同議長は中国での人権問題に対する厳しい態度で知られている 撮影日:2009年05月28日 EPA/ANDY WONG/POOL EPA=時事

アジアを歴訪中のナンシー・ペロシ米下院議長が台湾に到着した。25年ぶりとなる下院議長の訪問に、中国は猛反発。台湾周辺で軍事演習を開始した。緊張感が高まる米中関係はどうなっていくのか。森永は「ペロシ米下院議長のポジションは、大統領、副大統領に次いで、ナンバー3」と極めて高い地位の人物であると解説。

その上で森永はペロシ氏について「彼女は中国のことが大嫌いなんですよ。昔から筋金入りの対中姿勢」と分析。さらに森永は「 “超重要人物”であるペロシ氏が台湾を訪れるということは、米軍が彼女を警護、サポートをして入国するということ。これに対して中国は、『中国の主権と領土保全を侵害した!』と激怒している」と言い、中国が戦闘機や軍艦を展開して威嚇行動に出ていると指摘した。

歴史を振り返ると、1972年に行われたニクソン米大統領(当時)、周恩来氏の会談において、中国側は「台湾は我が国の領土だ」という姿勢。それに対してアメリカは、中国が台湾を併合すると困るので「アメリカは台湾の独立を支持しない」という玉虫色の結論で折り合った。

これまでの経緯を踏まえて、今回のペロシ下院議長の訪台は、米中関係にどう水を差すのか。森永は「習近平主席はこの秋、3期目を目指す。それまでに、なるべくいざこざを起こしたくない。ただ、今回の一件で、習近平氏は国民に対して弱腰の姿勢は見せられない」とした上で、「これから米中プロレスが開幕する。ぶつかりはしないが、お互い軍事演習をして牽制しあう」と持論を展開。さらに「プロレスをやっているつもりが、間違って大怪我をすることはある。私はそれが一番心配」と危惧した。

万が一、中国が本気になってしまったらどうなるのか。森永は「日本は集団的自衛権の行使を決めているのでで、自衛隊も入って戦争になる。そうなったらどこから自衛隊機が出るのか、沖縄の嘉手納基地だと私は読んでいる」と語り、「沖縄を犠牲にするのはもうやめるべき」と見解を述べた。

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