国葬費用「公表」の過程に辛坊治郎が痛烈批判「こんなアホな政権みたことない！」

辛坊治郎が9月6日（火）、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか！』に出演。安倍元首相の国葬費用の概算公表をめぐる岸田政権の対応について「こんなアホな政権みたことない！」と痛烈に批判した。

【安倍元首相通夜】会場には一般献花台も設けられ、多くの人が献花や手を合わせたりした＝2022年7月11日、東京都港区　写真提供：産経新聞社

きょう、 松野官房長官が記者会見で安倍元首相の国葬費用の概算を公表した。それによると、全国から警察官を派遣する費用などに約8億円、外国からの要人の接遇費や車両費などに約6億円、そのほか自衛隊が使用する車両の借り上
げ費用などに約1000万円かかるという。これに、先月26日に閣議決定された会場設営費約2億1000万円と、会場の借り上げ費用約3000万円を加えて、総額16億6000万円程度となることが明らかになった。政府は当初、会場費以外にかかる費用の金額は「国葬が終わったあとに公表する」としていた。

この件について辛坊は「今回の国葬に関する経緯を見ていて、バカじゃないかここの政権は」と切り出した。岸田首相自身に問題があるのか、その周りの人たちに問題があるのかわからないがと続け「最初いくらかかりますかと言われたと
きに、2億4940万円というスーパーの売り出しみたいな値段だった」と指摘。1000円だと高いイメージがつくため980円と一桁下げて価格表示をするように「2億5000万円を超えないギリギリのところで数字を作りましたって見え見えでしょ？」と述べた。

なおかつ「国葬やるのに2億5000万円で済むわけないよねって、必ず突っ込み受けるに決まっていますよね？」と語り、「最初に16億6000万円と出てきていたら高いという意見は当然あったでしょうけど、常識的にそれくらいかかるよなぁという話だったのが、最初に2億5000万円って出して、そんなわけないだろうと突っ込まれて16億6000万円ってこれ、情報コントロールの点でこんなアホな政権みたことない！レベルだよこれ」と痛烈に批判した。

その後も辛坊の怒りは収まらず「一事が万事で、ほかのことでもこんな人が政治やってていいの？レベルの話でね」と批判を続けた。