最も確実な「アニサキス食中毒」対策 寄生虫学専門家が解説

感染症学・寄生虫学を専門とする、大阪公立大学大学院医学研究科・城戸康年教授が9月20日（火）、ニッポン放送『垣花正　あなたとハッピー！』に出演。「アニサキス食中毒」について解説した。

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近年増加している「アニサキス食中毒」。秋になると、サンマやサケ、サバ、カツオ、ブリなど旬を迎える魚が多くあるが、どのようなポイントに注意すれば良いのだろうか。

城戸は「近海で獲れる貝以外の魚介類は全て注意した方がいい」と指摘したうえで「目で見えるものなので見つけていただくのが一番いいが、初めての方は見逃してしまう可能性があるぐらい小さい」と解説。

この日出演していた森永卓郎から「アニサキスは2～3cmだから見逃すことはないのでは？」と問われると「伸ばしたら2～3cmだが、大抵はクルクルと丸まっているから難しい」と解答し、目視で発見することは難しいと指摘した。

城戸は、アニサキス食中毒の対策について「刺身で食べたいという気持ちがあるかもしれませんが」と前置きした上で「最も確実なのは火を入れて食べる。そうすると感染することは絶対にない。また味が落ちるという意見もあるかもしれませんが、一晩以上冷凍すると感染性が無くなると言われています」と簡単にできる方法を紹介した。