人生の悪い流れを変えるためには「ゆっくりと動く」こと
ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2022年9月22日 11時20分
![人生の悪い流れを変えるためには「ゆっくりと動く」こと](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/nipponhoso/nipponhoso_387852_0-small.jpg)
東京都医師会理事で順天堂大学医学部教授の小林弘幸氏が9月15日、ニッポン放送「モーニングライフアップ 今日の早起きドクター」に出演。悪い流れを変える方法について語った。
![](https://news.1242.com/wp-content/uploads/2022/09/24803508_sRS.jpg)
ニッポン放送「モーニングライフアップ 今日の早起きドクター」
嫌な環境に積極的に接し、その環境を楽しむ ~暗くしていれば自律神経が乱れるだけ
飯田浩司アナウンサー)今回は「リセットの習慣」によって、染み付いた悪い流れを変える方法について具体的に伺います。「パキッ」とリセットできたらいいのですが、ルーティンで日々の仕事もあり、「なかなか難しい」という方もいらっしゃると思います。
小林)仕事中に嫌なことがあると、1日暗く過ごす人もいると思います。これは自律神経をずっと乱したままの状態なので、数日続いてしまうこともあります。嫌な上司がいるなど、よくない環境であれば「会社を辞めたらいいではないか」と言う方もいますが、なかなかそうもいかないですよね。
飯田)難しいですね。
小林)そんなとき、流れが悪い流れであったら、悪い流れに乗るというのも1つの手だと思います。
飯田)悪い流れに乗る。
小林)嫌な上司や嫌な環境であっても、その人に積極的に接してみるなど、その環境を楽しんでしまうのです。
飯田)その環境を逆に楽しんでしまう。
小林)例えば、長い距離を通わなくてはならず、通勤に時間がかかってしまうのであれば、そこで何かを新たに勉強するなど。「嫌だ」という考えになっていると、自律神経だけが乱れて、損するのは自分だけになります。どうにかして起死回生の1発を打つということを考え、流れに乗ることも重要だと思います。
自分のできる「小さな達成」を見つける ~短時間に集中して休憩を入れてリカバリーも
飯田)「流れに逆らわない」ということは、簡単にはできないという方もいらっしゃると思いますが。
小林)仕事や家庭内で嫌なことがあると、それが大きく影響します。しかし、そこに食い込んでいってしまうのはいけません。何でもいいから自分が達成できるものを探すことが大切です。
飯田)達成できるもの。
小林)例えば、朝に靴を磨いたとか、書類を整理していらないものは全部捨てたなど。または、きょうは1日エレベーターを使わずに階段を使ったとか、そういう達成感を得ることによって、負の部分にいい部分が食い込んでいけるのです。
飯田)自分で小さな目標を立てて、それを達成するというような。
小林)そういうときは仕事も長続きしないので、20分やったら休憩するというように、短時間に集中して休憩を入れることも、リカバリーするにはいいと思います。
![](https://news.1242.com/wp-content/uploads/2022/09/dfdff6995fe878c68f2e6532dea226e5.jpg)
新行市佳アナウンサー、小林弘幸氏、飯田浩司アナウンサー
すべての動きをゆっくりにする ~ゆっくり動くことで深い呼吸になり、自律神経が安定する
新行市佳アナウンサー)忙しいため「自分を振り返ることができない」という人もいると思うのですが、何か対処法はありますか?
小林)よく「人生の流れを変えるにはどうしたらいいですか?」という質問を受けることがあります。そのときに私が言うのは、「すべての動きをゆっくり行う」ということです。
飯田)ゆっくりですか。
小林)夜帰って歯を磨いて「フッ」としたときに、「きょうはゆっくりするということをラジオで聴いたな」と思い出したら、動きをゆっくりにしてみるのです。
飯田)なるほど。
小林)そうすると、見えないものが見えてきます。なぜかと言うと、ゆっくり動くことによって、人は呼吸せざるを得ない。嫌なことやストレスがあると呼吸が浅くなるのです。浅いか、ほとんどしていない。
飯田)そうなのですね。
小林)そうすると、自律神経は「アッ」という間に乱れます。思考回路も悪くなるし、ネガティブなことばかり考えて鬱になってしまうような状況になるのです。
飯田)ネガティブな方向に。
小林)ゆっくり呼吸することによって、深い呼吸になり、呼吸が落ち着くと自律神経が安定します。血流がよくなり、体の不調もよくなる。それからネガティブなことを考えなくなります。すべて、ゆっくり行うことです。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
暑い屋外から冷えた室内へ…気温激変の「玄関前線」 自律神経の乱れに注意
産経ニュース / 2024年7月25日 8時0分
-
「帰ったらまず休憩するか、それとも家事か」自律神経の専門家が推奨する"疲れにくい"行動習慣
プレジデントオンライン / 2024年7月12日 8時15分
-
「便秘の解消」専門医が導き出した"30年間の結論" 「腸の老化」の改善は、1日たった30秒でできる
東洋経済オンライン / 2024年7月10日 16時0分
-
バナナは青色と黄色どちらがいいか…自律神経の専門家が勧める腸が「ととのう」スーパー食物繊維とは
プレジデントオンライン / 2024年7月9日 8時15分
-
現代日本人の大便量はみんな飢えていた戦後の3分の1以下…現代人に不足している腸と脳に不可欠な物質【2023編集部セレクション】
プレジデントオンライン / 2024年7月7日 7時15分
ランキング
-
1「コロナと夏かぜ流行中」何が起きているのか ワクチンを打っている人、打ってない人の違い
東洋経済オンライン / 2024年7月26日 8時10分
-
2イトーヨーカドー春日部店が閉店へ 「クレヨンしんちゃん」に登場するスーパーのモデル 「残念」「寂しい」惜しむ声
ねとらぼ / 2024年7月26日 16時5分
-
3テレビ離れの小中高生にバカ受け…「27時間テレビ」で視聴率急伸した"5つの時間帯"の芸人とタレントの名前
プレジデントオンライン / 2024年7月26日 10時15分
-
4日本人に多い「近視」 子どもは特に要注意、放置すると及ぶ“危険性” 眼科医が解説
オトナンサー / 2024年7月26日 7時10分
-
5マヨネーズにつけて食べると消化酵素が3倍増…キャベツの栄養を爆上げするのは「千切りorかじる」どちらか
プレジデントオンライン / 2024年7月26日 9時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)