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コロナ全数把握が全廃されないのは「今まで意味がなかったと認めたくない思惑」辛坊治郎が指摘

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2022年9月27日 20時30分

コロナ全数把握が全廃されないのは「今まで意味がなかったと認めたくない思惑」辛坊治郎が指摘

辛坊治郎が9月26日(月)、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』に出演。26日から始まった新型コロナウイルス感染者の全数把握簡略化について、全廃しない理由を「今までやってきたことに意味がなかったと認めたくない思惑」からだと持論を述べた。

厚生労働省/環境省 中央合同庁舎第5号館

これまで新型コロナウイルスの感染者については、すべての年齢、性別を対象に「HER-SYS(ハーシス)」と呼ばれるシステムで、患者の氏名や発症日、連絡先などを医療機関から保健所に報告する「全数把握」を義務付けていた。これが26日から全国一律で簡略化され、65歳以上の高齢者や入院が必要な人、妊娠中の女性など重症化リスクが高い人に限り継続し、それ以外の人については年代と人数のみを報告する。

このニュースについて辛坊は「ようやくかよ」とひと言。これまでも、自治体によっては把握した情報をもとに食料を届けてくれるなど「間接的効果」はあるものの「入力しっぱなしでほとんど意味がない」と指摘。

「エボラ出血熱のように極めて特殊で、病状、病態が重くて感染を社会的に抑え込む必要もあるし、それができる病気の場合にはこれ(全数把握)がまったく無駄だとは言いません。今後そういう病気が出てきたときに、感染者がどこにいるのかをしっかり把握して、その感染者の動向を見るシステムを作っておくということには意味がある」と言及。

そのうえで、「現状、このコロナに関してはある段階から感染者数が増えすぎて、なおかつ多くの若者の場合には症状すら出ない。検査をすれば出るという状況のなかで、ハーシスに登録したからと言って、それが感染拡大防止の役に立っているのかというと、そういうエビデンスはどこにもない」と語った。

さらに「このシステム(全数把握)によって防げるような病気ではないし、防ごうとすべき病気でもないということがかなり早い段階からわかっていた」と続けた。

また、今回全廃しなかったことに関しては「今までやってきたことを『意味がなかった』と認めてしまいたくないという思惑もある」と持論を述べた。

政府が、一部対象者の詳細な全数把握を続ける理由として挙げる「(入力しないと)体調悪化時に迅速に対応できない」との説明については「どんな病気でも、発症してその病状に応じて治療する。ハーシスに入力していないから迅速に対応できないという理屈がわからない」と疑問を呈し「体調が悪化したら病院に連絡をして治療をしてもらうわけで、ハーシスに入力している、していないは関係ない」と語った。

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