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「私たちは何を信じたらよいのか」 辛坊治郎が指南する「フェイク」の見極め方

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2022年9月29日 15時25分

「私たちは何を信じたらよいのか」 辛坊治郎が指南する「フェイク」の見極め方

キャスターの辛坊治郎が9月28日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。高度な人工知能(AI)技術を使って作られた偽物の画像や動画「ディープフェイク」の見極め方について解説した。

※イメージ

台風15号に関連して静岡県内で住宅が水没したとする偽の画像がツイッター上で拡散している。この問題を受けて、松野博一官房長官は27日、「政府としても、事実に基づかない情報に注意喚起するよう呼びかけていく」と述べた。偽画像の投稿者は人工知能(AI)技術を使って画像を生成したことを認めたうえで、「申し訳ありませんでした」と書き込んでいる。

辛坊)この画像ですが、当初から「おかしいんじゃないの?」という指摘はあったようです。実際に住んでいる人たちは、偽画像だとすぐに分かりますからね。ただ、画像には説得力がありますから、地元でないと信じてしまう人もいたのでしょう。

この投稿者が何のために偽画像を生成したかというと、AI技術を試してみたかったようです。私も画像を見たときに、「なかなかの技術だな」と思ってしまいました。ほめているわけじゃありませんよ。これだけの水害の画像を作る技術は、すごいと思いました。投稿者がどのようにして偽画像を作ったかというと、画像生成アプリを使ったんですね。この画像生成アプリは、キーワードを入力すると、それに合った画像を自動で作ってくれるんです。だから、作る側に特殊な能力は不要なわけです。

こうしたAI技術を使った「ディープフェイク」は今や動画にも及んでいます。ロシアのウクライナ侵攻をめぐっても、同国のゼレンスキー大統領が国民に対し、戦争に負けたから投降して抵抗しないよう呼びかける偽映像が作られました。中には、だまされてしまう人もいたのでしょうね。

では、私たちは何を信じたらよいのか-。結論は、はっきりしています。「誰が発信している情報なのか」ということに尽きます。例えば、私はニッポン放送のラジオ番組で氏名を名乗ってしゃべっています。その私の発言の中に嘘やでたらめがあった場合には、個人としても放送局としても責任を取らなければなりません。そうした態勢の中で発信されている情報は、誰が発信しているか分からない情報よりも信頼できるということです。

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