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北朝鮮のミサイル発射は「核ミサイルの5か年計画に沿った大きな流れ」 前統合幕僚長・河野克俊が解説

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2022年10月5日 16時45分

北朝鮮のミサイル発射は「核ミサイルの5か年計画に沿った大きな流れ」 前統合幕僚長・河野克俊が解説

前統合幕僚長の河野克俊が10月5日(水)、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』に出演。今回の、北朝鮮の弾道ミサイル発射について語った。

North Korea launched the IRBM missile across the Japanese Island.(Photo by Seokyong Lee/Penta Press) Penta Press/共同通信イメージズ

10月4日午前、北朝鮮から弾道ミサイル1発が発射され、東北地方の上空を通過しておよそ4600キロ飛行し、日本のEEZ=排他的経済水域の外側の太平洋に落下したとみられている。北朝鮮が日本の上空を通過する形で弾道ミサイルを発射するのは5年前の9月以来で、その飛行距離は、これまでで最も長いとされる。

前回2017年9月にミサイル発射が行われた際の統合幕僚長が河野克俊だった。番組パーソナリティの飯田浩司アナウンサーから「今回のミサイル発射について率直にどう思うか」と尋ねられた河野は「北朝鮮は変速軌道で打ち込んだり、列車から発射したりなどミサイル発射のバリエーションを増やしてきた。前回より飛行距離が4600キロと伸びたことに驚く」と語った。

また発射のタイミングについては「米韓軍事演習、そしておよそ5年半ぶりに行っている日米韓3カ国による対潜水艦作戦の共同訓練にかぶっているようにも思えるが、『核ミサイルの5か年計画に沿った大きな流れ』だと見ている」と述べた。4600キロという長さについては「2017年の際から北朝鮮が発言しているように、グアムまで届く距離を念頭に置いている」と断言した。

国連の安保理が機能せず、ウクライナに世界の注目が集まる一方で、北朝鮮はある意味のびのびと動きやすい環境の中で粛々とミサイル開発を行ってきた。これに対してアメリカはどう出るのか。前回2017年は、任期1年目のトランプ氏が強硬手段に出て北にプレッシャーをかけた。トランプ氏と違うアプローチを取る、バイデン氏率いるアメリカに対し、日本はどのような役割を求められているのか。河野は「日米間の連携は不可欠だし、年末にかけて反撃力を含めたミサイル防衛を求められることはあるかもしれない」と述べた。

また、中国がロシアと距離を取るような動きがある一方で、ロシアと北朝鮮の接近の可能性について、河野は「ロシアと北朝鮮の間では、連携・コミュニケーションが取れている」と警戒感をあらわにした。

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