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ノーベル経済学賞受賞のバーナンキ氏に「納得できない」 森永卓郎が疑問呈す

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2022年10月11日 15時30分

ノーベル経済学賞受賞のバーナンキ氏に「納得できない」 森永卓郎が疑問呈す

経済アナリストの森永卓郎が10月11日(火)、ニッポン放送『垣花正 あなたとハッピー!』に出演。10日にノーベル経済学賞を受賞した元米連邦準備理事会(FRB)議長のベン・バーナンキについて、「納得できない」と疑問を投げかけた。

総理表敬に訪れたバーナンキ前FRB議長=2016年7月12日、首相官邸 写真提供:産経新聞社

今回の授賞理由は「金融危機における銀行の役割」とされ、ベン・バーナンキは、FRB議長在任中、2008年の米金融大手リーマン・ブラザーズ破綻をきっかけとした深刻な金融・経済危機に対処していた。

森永は「金融緩和は正しい政策だったと思うが、納得できない部分がある」と、今回の受賞に疑問を投げかけたうえで「住宅ローン会社も、サブプライムローンに問題があるのは気づいていたのに、ローンの返済を受ける権利を証券にして、商品として世界中で売ったんです。」と、改めてリーマンショックについて解説。

続けて「その“インチキ金融商品”にアメリカの格付け会社がAAAの評価を与えた。つまりアメリカの金融業界が総ぐるみで、ある種の投資詐欺をやったわけです」と当時の問題点を訴えた。

バーナンキはその時どのように関わっていたかについて、森永は「金融緩和でお金を出すのと同時に、その金融会社を大規模な公的資金を投入して救ってしまったんです」と語り、救済ではなく、責任を追求すべきだったと指摘。「結局、彼らを救ったことによって投機家たちが生き残り、今またアメリカでバブルが起きている」と、現在起きているドル高の一因には、当時のバーナンキの対応に問題があったのではないかとも語った。

最後は「バーナンキではなく、私にノーベル経済学賞をください!」と冗談めかして訴え、この話題を締めくくった。

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