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コロナ水際対策が大幅緩和も 「外国人旅行客からすれば、まだ面倒くさい」辛坊治郎が疑問呈す

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2022年10月11日 19時6分

コロナ水際対策が大幅緩和も 「外国人旅行客からすれば、まだ面倒くさい」辛坊治郎が疑問呈す

キャスターの辛坊治郎が10月11日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。新型コロナウイルスの水際対策が大幅に緩和されたことに対し、「外国人旅行客からすれば、まだ面倒くさい」と疑問を呈した。

羽田空港第3ターミナルに到着する人。外国人の個人旅行客の入国が解禁、全国旅行支援も開始された=2022年10月11日午前、東京都大田区 写真提供:産経新聞社

新型コロナウイルスの水際対策が11日から大幅に緩和された。入国者数の上限が撤廃され、個人の外国人旅行客の入国も解禁されるなど制限はほぼコロナ禍前の状態に戻ることになった。具体的には1日当たり5万人としていた入国者数の上限が撤廃されるとともに、ツアー以外の個人の外国人旅行客も約2年半ぶりに入国が解禁された。

辛坊)各メディアは「ほぼコロナ禍前の状態に戻った」と伝えていますが、ちょっと違う気がします。外国人からしてみれば、「日本はまだ面倒くさい」といいう感覚ではないでしょうか。入国制限は確かに緩和されましたが、ワクチン3回接種の証明か、出国前72時間以内に受けたPCR検査の陰性証明のどちらかを示さないとなりませんからね。

日本ではワクチン3回接種は相当広がっており、若年層でも済ませている人は多いです。ところが、世界的に見るとワクチン3回接種を済ませている人は、実はそんなに多くないですよ。加えて、PCR検査場はもうほとんどの国で続々と閉鎖されていて、そう簡単に受けられないという国もあります。

いまだに日本並みの入国制限を設けている国もいくつかはあります。とはいえ、東南アジアの国々はほぼ接種証明も陰性証明もいりません。例えばベトナムは日本以上に入国制限の厳しい時期がありましたが、今では中国を除き日本がこの近隣諸国の中では最も厳しいです。つまり、「ほぼコロナ禍前の状態に戻った」とメディアは伝えていますが、実はそうではなく、ハードルがまだ1段残ったままだといえます。私からすると、「なぜ、まだハードルを残している?」という感覚です。

一方、民間の受け入れ側はもうすっかりその気になっています。10日に銀座を歩いてみましたが、多くの店で外国人受け入れの態勢を整えていました。デパートの店内アナウンスも、ついこの前までは日本人向けだけだったのが、中国人向けも用意されていました。飾りつけなども準備万端といった感じです。特に今は円安ですから、海外から日本に来やすい状況がそろっています。それにもかかわらず、入国のハードルを残したままです。

コロナ禍の現状で、このハードルを残しておく意味があるのか、私は疑問に思います。おそらく、「何かを残さないと、今までやってきたこととの整合性が取れない」と考える人たちがいるのでしょうね。

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