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イプシロン6号機打ち上げ失敗 「実は、日本の安全保障にも問題が生じる」辛坊治郎が解説

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2022年10月12日 19時31分

イプシロン6号機打ち上げ失敗 「実は、日本の安全保障にも問題が生じる」辛坊治郎が解説

キャスターの辛坊治郎が10月12日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所から同日、打ち上げられた小型固体燃料ロケットのイプシロン6号機について、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が打ち上げ失敗を発表したことにつて、「日本の安全保障にかかわる問題」と解説した。

<イプシロン打ち上げ失敗> 打ち上げられる小型ロケット「イプシロン」6号機。打ち上げ後に破壊指令信号が送られた=2022年10月12日午前9時50分、鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所 写真提供:共同通信社

宇宙航空研究開発機構(JAXA)が12日午前、鹿児島県の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げた固体燃料ロケットのイプシロン6号機に地上から指令破壊の信号を送った。打ち上げ後、何らかのトラブルが発生したとみられる。打ち上げから7分後、機体は破壊されフィリピンの東方の海上に落下したとみられる。JAXAは、ロケットの姿勢に異常があり、予定していた軌道に投入できないと判断したとしている。

辛坊)イプシロンの打ち上げ失敗は過去に聞いたことがありませんね。これだけ多くの回数打ち上げていれば、失敗もするという見方もありますが、日本のロケットは他の国のロケットに比べると安定しているという評判があります。ですから、高い費用を出して開発した衛星を打ち上げるのなら、安定している日本に任せようと考える人たちが結構いるんです。しかし、今回の失敗によって事故率が一気に上がってしまいました。

加えて、特に問題なのはイプシロンが固体燃料であるということです。液体燃料と固体燃料はどこが違うかというと、液体燃料は注入に時間がかかるため、軍事ロケットとしては固体燃料のほうが向いています。北朝鮮が打ち上げている弾道ミサイルも固体燃料です。JAXAのスタッフは口が裂けても絶対に認めませんが、イプシロンという固体燃料ロケットについては日本が本気になれば軍事転用しやすいロケットなんですよ。つまり、今回の打ち上げ失敗は、実は日本の安全保障上にも問題が生じると解釈することができるんです。

このように、固体燃料ロケットのイプシロンは日本の安全保障の根幹技術を担っているので、失敗してしまっては、「北朝鮮のミサイルも、ばかにできないね」ということになってしまいます。北朝鮮は独自の技術ではなく、おそらく旧ソ連時代からの技術を流用しているというのがもっぱらの評判ですが、現実問題として立て続けに打ち上げに成功していますからね。

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