札幌・女子大生死体遺棄 容疑者のSNS投稿に見える“自己顕示欲”

新潮社の中瀬ゆかりが10月13日（木）、ニッポン放送『垣花正　あなたとハッピー！』に出演。「札幌・女子大生死体遺棄事件」について言及した。

送検のため札幌・東署を出る小野勇容疑者＝2022年10月12日午前8時43分 写真提供：共同通信社

札幌市東区のアパートで大学生の女性が遺体で見つかった事件で、死体遺棄容疑で再逮捕された、無職の小野勇容疑者が「室内で首を絞めて殺害した」と供述していることがきのう、捜査関係者への取材で分かった。北海道警は殺人容疑も視野に捜査している。

小野容疑者が発信していたSNSについて、中瀬は「『本人の希望通り亡くなった』など書き込んでいる。この言葉通り考えると、被害者に自殺願望があって、それを手伝ったと取れるけども、これはあくまで容疑者がそう言っているだけ。もしかしたら、依頼されたように見せかけて罪を…ということを考えているかもしれない」と指摘。さらに「容疑者のツイートが正直に発信されたものなら、この自己顕示欲はなんなのか」と疑問を呈した。

そして、中瀬は「希死願望をSNSで発信して“繋がって”しまうと、ちょっと思っていたことがどんどん実現されていく。その繋がりが出来てしまうことが昔と全然違う」と、SNSで自殺願望を発信することへの懸念を示した。