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東京・池袋の高層ビルで100人が乱闘騒ぎ 関与指摘の「チャイニーズドラゴン」とは ジャーナリスト・須田慎一郎氏が解説

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2022年10月17日 20時10分

東京・池袋の高層ビルで100人が乱闘騒ぎ 関与指摘の「チャイニーズドラゴン」とは ジャーナリスト・須田慎一郎氏が解説

ジャーリストの須田慎一郎氏が10月17日、ニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演し、辛坊と対談。東京・池袋の高層ビルに入るレストランで約100人の団体客が起こした乱闘騒ぎをめぐり、関与が指摘される準暴力団「チャイニーズドラゴン」について解説した。

サンシャイン60

16日午後6時半ごろ、東京・池袋の高層ビル「サンシャイン60」の58階にあるレストランで約100人の団体客が乱闘を起こし、1人がけがをした。捜査関係者によると、この乱闘騒ぎは準暴力団「チャイニーズドラゴン」のメンバーらが関与したとみられ、仲間の出所祝いをしていたという情報もある。

辛坊)チャイニーズドラゴンとは何ですか。

須田)もともとは暴走族です。「チャイニーズドラゴン」は、警察の捜査員がそう呼んでいるもので、私にはピンときません。本来は「怒羅権」と書いて、「ドラゴン」と読みます。そういう名の暴走族があったんです。中国から日本に帰国した残留孤児の2世、3世たちが集まってつくったグループです。暴走行為を引退した者たちでつくったのが、現在のチャイニーズドラゴンだといわれています。

辛坊)最近の若い人たちは、あまりニュースにならなくなったので、中国残留孤児といってもイメージがわかないかと思います。第2次大戦が終わったときに、中国に取り残された日本人たちがいます。中国人に育てられたその人たちは日中国交正常化以降、昔のルーツをたどって日本に続々と帰国されました。

須田)ただ、帰国できたのはよかったのですが、日本語の会話が不自由だったり、経済的な基盤が脆弱だったりした人も多くいました。日本政府は支援をしたのですが、結果的に経済的に困窮したご家庭が多かったんです。その息子さんやお孫さんの中には、経済的な困窮などを背景にグレ始めた人たちもいました。社会からはじかれてしまった境遇の人たちが集まって、自己防衛というか、お互いに助け合う組織としてグループをつくったといえます。そのグループが暴力団に利用されていたという一面もあると思います。

辛坊)今のお話でいうと、暴力団と接点を持って、暴力団の下部組織というか提携組織のような活動を始めていったということですね。

サンシャイン60

それにしても驚いたのは、今回の乱闘騒ぎでは100人規模の宴会をしていたということです。ものすごい勢力ですよね。

須田)もともと、かなりの勢力を持っているんですよ。今、池袋駅の北口辺り一帯がチャイナタウン化していて、中国マフィアの牙城みたいになっています。そこで結果的に池袋は、そうした世界の人たちが集まる拠点のようになっているんです。

辛坊)彼らの収入源は何でしょうか。

須田)合法的なことから非合法なことまで何でもやりますよ。

辛坊)今回、100人規模が飲食店で乱闘騒ぎを起こしたわけです。まるで三流映画のようです。普通、100人規模で大乱闘なんてしませんからね。何があったのでしょうか。

須田)裏はないだろうと思いますよ。事情を知っている方に連絡を入れたところ、「大したことはない」と話していました。おそらく、何かの利害関係でもめて乱闘になったのではなく、「気に食わない」といったレベルではないかと思います。メンツの問題もあったのかもしれません。

辛坊)口より先に手が出ちゃったとかですね。これが大きな抗争の発火点になるようなことはないのでしょうか。

須田)ないと思いますよ。今後、見守らないといけないですけれども。

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