猫は人間に対して“愛情”を抱くのか ネコ心理学者・高木佐保が「猫の気持ち」を分析

麻布大学特別研究員でネコ心理学者の高木佐保が11月3日（木）、ニッポン放送『垣花正　あなたとハッピー！』に出演。愛猫家としても知られる、番組コメンテーターで新潮社の中瀬ゆかりからの質問に答える形で、猫の心理や人間との関係について解説した。

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中瀬は「我が家は3匹のオス猫を飼っているが、毎晩、決まったオス猫が私の布団に入ってくる。これは、飼い猫たちの間で、なにか取り決めがあるのか。私を取り合って、猫同士で嫉妬が生まれていないか」という質問に対し、高木は「猫同士だと、メス猫を巡って、順位の高いオスがメス猫に近づけるという研究結果があるが、それは猫同士の繁殖期に限った話で、猫は人に対して、繁殖というのは違う。単に、布団で寝るのが好きな猫ちゃん。もしくは、人と寝るのが好きなのでは」と分析。

さらに中瀬からの「猫は人間に対して、“ただエサをくれるだけの存在”と思っているのか」という、人間への愛情の有無についての質問に対し高木は「人間に対しての愛情はもちろん持っている。専門用語で『愛着形成』というが、猫が人に対しての愛着は形成されると、研究で発表されている」と語り、猫と人間の信頼関係について見解を述べた。