京都・寂庵で「瀬戸内寂聴さん」一周忌の法要が営まれる
ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2022年11月9日 18時30分
11月8日10時より、曼荼羅山「寂庵」のお堂にて杉谷義純妙法院門跡により、昨年(2021年)11月9日に99歳で亡くなった作家で僧侶の瀬戸内寂聴さんの一周忌の法要が営まれた。
ご導師、脇導師のほかは、ごく近しい7名での小さな法要だった。杉谷大僧正の美しい朗々とした読経が続くなか、花に囲まれた数枚の写真からは寂聴さんの笑顔がこぼれていた。
一周忌に参加した血縁者であり、『「出家」寂聴になった日』を上梓した長尾玲子さんによると、法要の最後に杉谷大僧正より、「これからはそれぞれが辛いとき、悲しいとき、嬉しいときに寂聴さんを思い出し、祈り、報告してください。あちらで、皆さんの報告を嬉しくお聞きになり、にぎやかに過ごされるでしょう」というお言葉があったという。
京都の寂庵は51歳で得度した寂聴さんが1974年に開いた尼寺。コロナ禍になる2019年まで定期的に法話を開き、多くの人の悩みに寄り添ってきた。主はなくても季節は巡り、寂庵の門前の紅葉はわずかに色づき、庭のホトトギスがひっそりと咲いていた。
『「出家」寂聴になった日』 長尾玲子・著
百年舎 定価:2250円(税別)
「あたしんとこはマスコミがいるかもしれないから、あんたんとこにおらせてもらいたいんだけど」……。得度式を終え、マスコミから逃れるため、瀬戸内寂聴が訪れたのは同じ「本郷ハウス」に住む従妹の部屋だった。流行作家として多くの連載を抱え、コメンテーターとしてテレビのモーニングショーに出演する……。充実した日々を送っていたはずの瀬戸内晴美は、なぜ51歳で出家し、寂聴になることを選んだのか。血縁関係にあり、長年、秘書として瀬戸内文学に仕えた著者が描く作家の苦悩の日々。装丁・装画は横尾忠則。寂聴ファン必読の書。
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