“トー横のハウル”勾留中に死亡 「このままで終わりじゃだめだろう」 辛坊治郎が警鐘

辛坊治郎が11月16日（水）、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか！』に出演。東京拘置所に勾留中に死亡した、“トー横のハウル”の死因が公表されないことについて「このままで終わりじゃだめ」と警鐘を鳴らした。

東京都青少年健全育成条例違反の疑いで逮捕され、荏原署から送検される、新宿・歌舞伎町の一角「トー横」で「ハウル」と名乗る男。少女を約20回にわたり自宅などに連れ込んでいたとみられる　＝2022年6月24日、東京都品川区　写真提供：産経新聞社

東京新宿の歌舞伎町にある「新宿東宝ビル」周辺で、行くあてなくたむろする若者たちを指す「トー横キッズ」。家出した少年少女たちが多いとされ、彼らの悩み相談にのったり炊き出しなどの活動を通していた自称「ハウル」こと小川雅朝被告（33）。

16歳の少女にわいせつな行為をしたとして逮捕・起訴され、東京拘置所に勾留されていたが、14日に死亡していたことがわかった。捜査関係者によると、14日、東京拘置所の部屋で意識が無い状態で倒れているのが見つかり、その後、死亡が確認されたという。死因は不明とされている。

このニュースについて辛坊は「過去の例でいうと、自殺したようなときに“自殺”と発表すると『拘置所はいったい何をやっていたんだ』と批判されるので、死因を発表しないというケースがいくつかある」と指摘。今回も死亡が判明してから2日以上経ってなお、死因に関する正式な発表や報道がされていない。

辛坊は「“拘置所で亡くなりました。亡くなった原因がわかりません”で最後まで押し通すわけにはいかないのでは」と語り、「このままで終わりじゃだめだろう」と警鐘を鳴らした。