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軽視してはいけない「足のむくみ」 何科へ行けばいい?

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2022年12月5日 11時20分

軽視してはいけない「足のむくみ」 何科へ行けばいい?

東京都医師会理事で河北総合病院・理事長補佐、心臓血管外科医の新井悟氏が11月28日、ニッポン放送「モーニングライフアップ 今日の早起きドクター」に出演。足のむくみについて語った。

※画像はイメージです

足がむくんだら何科へ行けばいいのか

飯田浩司アナウンサー)今回は足のむくみについて伺います。長時間立っていたり、座っていたりすると、何となく「足が太くなったかな」と感じますが、それが「むくみ」でしょうか?

新井)「下腿部」と言いますが、膝下のところ、ふくらはぎや脛の辺りがむくんでくる。そして、足の甲や足首が腫れぼったくなります。

飯田)むくんでいるなと思ったら、何科に行けばいいのでしょうか?

新井)むくみの原因は多くあります。全身の病気が原因でむくむこともありますし、足自体の問題でむくむこともありますので、最初の状態では「ここにだけかかればいい」ということはありません。

飯田)最初の状態では。

新井)最初は一般内科の先生に相談して、まず全身の検査をしていただく。他に悪いところがなければ、その上で、足の専門の先生に診ていただいてください。

男性よりも女性の方が早くむくみに気付く

飯田)遺伝や男女差などはあるのですか?

新井)どちらかと言うと、女性の方が気付きやすいと思います。

飯田)なるほど。

新井)男性はズボンを履いていますので、パッと見ただけではわからないかも知れません。

飯田)ズボンが入らなくなるほどむくむのであれば、男性でも気付くでしょうが、そこまでにはならない場合が多いのかも知れませんね。

新井)そうですね。「足が重苦しいな」くらいで済ませている方もいるでしょうね。

新井悟氏、飯田浩司アナウンサー

「むくむ」のは足の血管の外に体液が溜まってしまうから

飯田)基本的なことなのですが、「むくむ」というのは、足がどのような状態になっているのでしょうか?

新井)足の血管の外に体液が溜まってしまうのです。筋肉の一部も腫れますが、皮下組織に体液が溜まってしまうという状況です。

飯田)体液が溜まる。水の飲みすぎなどでも起こるのですか?

新井)それもありますね。

飯田)暑い日などは、がぶがぶ水を飲むことがあります。

新井)かいた汗の量以上に水を飲んで、長時間立っていれば、むくむこともあると思います。

飯田)お酒も原因になりますか?

新井)よく、お酒を飲んだあとに体重が増えるとか、顔がむくむことがありますが、同じように足がむくむこともあります。

足を動かさないことから起こる「廃用性浮腫」

飯田)身体を動かして、体液を回せば取れていくのでしょうか?

新井)ご高齢の方で運動量が減り、足がむくむ方がいらっしゃいます。高齢の方の足のむくみは、動かないことが原因の場合があります。そういうものを「廃用性浮腫」と言います。

飯田)廃用性浮腫。

新井)足を動かさないことによってむくんでしまう。ふくらはぎの筋肉は「第2の心臓」とも言われます。足の筋肉が収縮することによって、血液を心臓に戻してあげるという作用がありますので、足を動かさないと、むくみが出てしまうのです。

飯田)気分的なこともありますが、そういう意味でも、外に出て歩くのは大事ですね。

新井)そうですね。

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