サッカー日本代表GK・権田修一選手が分析 日本サッカーが目指さなければならない“2つの強さ”
ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2022年12月21日 11時30分
サッカー日本代表正ゴールキーパー、清水エスパルス所属の権田修一選手が12月21日(水)放送のニッポン放送『垣花正 あなたとハッピー』に出演。今大会の日本代表の強みや、決勝トーナメントで対戦したクロアチアについて語った。
インタビューの放送3日目となったこの日の話題は、「今大会の日本代表の強み」について。番組パーソナリティの垣花正が「僕らが感動した理由は、ドイツに勝っただけで奇跡的な勝利だと思っていたのに、(スペイン戦で)もう一度見せてくれたという部分で、それは心のどこかで無理なのではないかと思っていたからこそ感動したのですが、選手の皆さんは勝てるということを信じて疑わなかったのですか?」と質問。
これに対し権田選手は「今回の日本代表の一番すごいなという部分で、このグループになっても、誰一人(予選突破が)厳しいと思う選手がいなかった。そこが一番の強みだと思います」と語った。続けて「インタビューなどでも『予選突破します』といった言葉を皆さんも耳にすることがあると思いますが、それは言わされているわけではなくて、“日本代表の誇り”というのはそういう部分だと思う」と、強敵相手にも気持ちが揺らぐことはなかったと明かした。
グループリーグを首位で突破した日本は、決勝トーナメント初戦でクロアチアと対戦。「クロアチアはどういうチームでしたか?」との垣花の質問に対し「“強さ”にはいろいろな種類の強さあるんだな、ということを感じました。ドイツやスペインには、その国のスタイルが明確にある。一方クロアチアはW杯初出場が日本と同じタイミングということもあり、形があまりない。ただ、僕らを相手にすると“嫌なことをやる”。ここで攻めたいな、という時に確実につぶしてきたり、ここ決められたら嫌だな、という時にずる賢く入ってきたり、サッカーのツボを知っているなというチームでした」と振り返った。
垣花からの「では日本サッカーはある種、クロアチアのようなサッカーを目指していくのですか?」との問いかけに対しては「クロアチアは個人戦術が長けた選手が集まっている感覚がある。僕たちは2つ目指さなければいけない方向があって、スペインやドイツのように、“日本らしさ”を追求しなければならないのが1つと、もう1つは個人のレベルアップ。それをやっていけると、クロアチアを上回れるのでは」と分析した。
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