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ゼレンスキー大統領緊急訪米の背景に“ひっ迫したウクライナ情勢”

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2022年12月21日 19時10分

ゼレンスキー大統領緊急訪米の背景に“ひっ迫したウクライナ情勢”

筑波大学の東野篤子教授が12月21日(水)、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』に出演。ウクライナ・ゼレンスキー大統領がアメリカを訪れ、バイデン大統領と会談を行う意図、ひっ迫したウクライナ情勢について解説した。

ゼレンスキー大統領、バイデン大統領(いずれもロイター=共同)

番組生放送中、「12月21日にゼレンスキー大統領が、アメリカ・ホワイトハウスでバイデン大統領との会談を計画」というニュースが飛び込んできた。東野教授は「これまで、ゼレンスキー夫人が国外に行くことがあっても、ゼレンスキー大統領自身がウクライナを離れることはなかった」と、ロシアによる2月24日のウクライナ侵攻開始後初の外国訪問を驚きをもって受け止めた。

現在のウクライナ情勢については「9月ごろはウクライナがロシア軍に攻勢をかけていたが、このところはウクライナ軍が停滞気味。いずれにしても長期戦になる」と解説した。そしてアメリカの関与ついて「米露間で頻繁に話し合いが行われ、それを隠しているわけでもないだろう。捕虜交換などの交渉も行われている。アメリカは停戦させる目的で間に立つのではなく、アメリカのブリンケン国務長官が言うように『ウクライナなしでウクライナのことを決めない』という姿勢を貫いている」と言及。しかし「現在は、ロシア側もウクライナ側も停戦する意思はないようだ」とした。

一方で、アメリカ軍は兵器供与を続けているが、武器の備蓄が減っている。“そろそろ手を引いたほうがいいのではないか”というアメリカ国内の世論については「こういう意見は出てくると思うが、武器供与は最低ラインとの姿勢は崩さないということではないか」と語った。

今回のゼレンスキー大統領の電撃的訪米について、東野教授は「ウクライナはアメリカにもいろんな意見があることを分かっている。ここで支援の手を緩められたら困る、という思いがあるだろう」とその意図を汲み取った。

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