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ロシア軍が来年初めにも猛反撃との見方は「少しきな臭い」 防衛研究所幹部が予測「来春ごろの可能性はあり得る」

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2022年12月21日 19時45分

ロシア軍が来年初めにも猛反撃との見方は「少しきな臭い」 防衛研究所幹部が予測「来春ごろの可能性はあり得る」

防衛省防衛研究所防衛政策研究室長の高橋杉雄氏が12月21日、ニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演し、辛坊と対談。ウクライナ軍の総司令官が、来年初めにロシアが猛反撃を仕掛けてくるとの見方を示したことについて、「少しきな臭い。来春ごろ、攻勢に出る可能性はあり得る」と予測した。

11月23日にあったロシアのミサイル攻撃で破壊されたウクライナの首都キーウ近郊ビシュゴロドのアパート=2022年11月24日、大内清 写真提供:産経新聞社

ウクライナ軍参謀本部は20日、フェイスブックで過去24時間にウクライナ全土でロシア軍による空爆が60回、ミサイル攻撃が4回、多連装ロケットシステム攻撃が80回以上行われたと発表した。一方、ウクライナ側もドネツク州など10カ所でロシア軍の攻撃を撃退していて、ウクライナの東部を中心に激しい攻防が続いている。

辛坊)ウクライナ側は最近、ロシア軍に動員された兵士が訓練を終えて現場に投入される年明けにロシアが大反攻を仕掛けてくるという見方を示しています。実際のところは、どうなのでしょうか。

高橋)少しきな臭いですね。ベラルーシ国内で10月頃からロシア軍の訓練が行われています。訓練ということは、そこに兵站物資も兵力も集積されていきます。雪や氷が溶けて地面が乾いた来春ごろ、ベラルーシ方面から攻勢に出る可能性はあり得る気がしますね。

辛坊)しかしながら、そもそも士気の低い人たちをいくら訓練したところで、精強部隊にはならないと思うのですが…。

高橋)その通りです。ですから、人数が必要になります。ロシアが今年2、3月頃にベラルーシ方面から侵攻した際の兵力は4万人ですが、今回の動員兵力は15万人ですから、状況は変わってきます。

辛坊)ベラルーシをしばらく訪問していなかったロシアのプーチン大統領がここにきて自ら足を運び、ベラルーシのルカシェンコ大統領と会談しました。ベラルーシが今後、参戦する可能性はあるのでしょうか。

高橋)ベラルーシとしては、勝てない戦争に参戦することはメリットがありませんから、参戦はないと思います。あくまでもロシア軍の支援にとどまるのではないかと、私は考えています。もちろん、勝ちそうなタイミングに最後の最後で参戦することはあるかもしれませんが…。

辛坊)ベラルーシとしては、自分たちがロシアの標的になるのは嫌でしょうから、とりあえずロシアの言うことを聞いておこうという感じに見えます。とはいえ直接、手を下すと世界的な非難にさらされてしまいます。うまく立ち回るという感覚なのでしょうかね。

高橋)そうです。両方から逃げながら、のらりくらりと立ち回っているわけです。

辛坊)そういう意味では、ベラルーシはかわいそうですね。

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