青学大・原晋監督が語る「関東の『箱根駅伝』が全国から注目される理由」
ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2023年1月1日 11時53分
黒木瞳がパーソナリティを務めるニッポン放送「あさナビ」(12月26日放送)に青山学院大学陸上競技部監督の原晋が出演。毎年正月に行われる箱根駅伝の注目度について語った。
黒木瞳が、さまざまなジャンルの“プロフェッショナル”に朝の活力になる話を訊く「あさナビ」。12月26日(月)~12月30日(金)のゲストは青山学院大学陸上競技部監督の原晋。1日目は、箱根駅伝について—
黒木)原監督を迎えたということは、いよいよ箱根駅伝の時期が参りましたね。2022年の青山学院は2年ぶり、6度目の優勝をいたしました。私もリビングで声援を送っていましたけれど、駒大も強かったですね。
原)大体この時期になると、「1区の選手は誰」、「2区選手は誰」と選手の構成が決まってくるのです。そんななかで「今年は勝つな」というのが、読めるのですが、私共のチームだけが強いのではなくて、駒澤大学さん、あるいは中央大学さん、国学院大学さん、順天堂大学さんと、強いところが多く出てきたので読めませんね。
黒木)そうですよね。
原)怖いですね。
黒木)もうそろそろ。
原)最後の詰めでですね、いかに学生をその気にさせるか。ここは私、得意なのです。いかにテンションを上げて気持ちよくスタートラインに立たせるか。そういう段階に来ています。
黒木)いろいろな大会がありますけれど、やはり箱根駅伝は他とは違った駅伝ですよね。
原)この大会を目標に学生の皆さんは大学に入学してくれるのです。高校時代は、5000メートルが1つの指標になるのですが、高校ランキングが1番から100番、200番と出てくるのです。1番~100番の95%、年代によっては99%……1番からの99人が関東の大学に進学しているのが、いまの陸上長距離界です。
黒木)トップからの99人が関東の大学に。
原)箱根駅伝は「関東のローカルな駅伝」という見方もあるのですが、実質は全国の選手が関東に集まる大会なので、ハイレベルな大会になるのです。
黒木)解説を伺っていると「〇〇県の高校で……」といろいろな説明がありますが、全国からいらっしゃっているというのが確かにわかりますね。
原)その選手の高校の出身県と出身高校をテロップに入れ込むのです。だから駒澤大学の田澤選手であれば、「青森県・山田高校出身」と出ます。うちで言えばエースの近藤ならば「愛知県・豊川工業出身」などと出るので、ご当地の方が応援するのです。高校のOBからすれば、自分の高校が箱根駅伝のテロップに出るので嬉しいのです。
黒木)そうですね。
原)そんななかで全国の皆さんが箱根駅伝を観ているという構図があるのです。
原晋(はら・すすむ)/ 青山学院大学陸上競技部監督
■1967年 広島県三原市出身。
■中学時代に陸上を始め、1984年、世羅高校3年時に主将として全国高校駅伝2位。
■中京大学に進学し、3年時に日本インカレ5000メートル3位。
■1989年、中国電力に入社。中国電力陸上競技部1期生として部の創設に参加。
■1993年、主将として全日本実業団駅伝に初出場。
■5年目の1995年、27歳のとき、故障が原因で競技生活を引退。その後10年間、中国電力でサラリーマン生活を送る。
■知人の紹介により、2004年、青山学院大学陸上競技部監督に就任。
■2009年、青山学院大学を33年ぶりに箱根駅伝出場に導く。
■2015年、青山学院大学初となる箱根駅伝総合優勝を達成。
■2017年には箱根駅伝3連覇に加え、大学3大駅伝である出雲駅伝、全日本大学駅伝、箱根駅伝の優勝により、大学駅伝3冠を達成した。
■2018年、史上6校目となる箱根駅伝4連覇を達成。
■2019年4月より青山学院大学の地球社会共生学部の教授を務める。
■2022年箱根駅伝2年ぶり6回目の総合優勝を達成。
■2022年は出雲駅伝4位、全日本大学駅伝3位。2023年の箱根駅伝では2年連続7度目の総合優勝を目指す。
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