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富山駅弁・源が開発した“令和版ますのすし”! 冷凍押し寿司の新ブランド「Rejyu」をいただいてみた

ニッポン放送 NEWS ONLINE / 2023年1月9日 11時55分

富山駅弁・源が開発した“令和版ますのすし”! 冷凍押し寿司の新ブランド「Rejyu」をいただいてみた

【ライター望月の駅弁膝栗毛】
「駅弁」食べ歩き20年・5000個の放送作家・ライター望月が、自分の足で現地へ足を運びながら名作・新作合わせて、「いま味わうべき駅弁」をご紹介します。

Rejyu

10年ほど前まで夜行列車も運行されていた東京と北陸の移動。しかし、北陸新幹線の金沢開業に伴い、およそ2時間半で移動が可能になり、大きく進化しました。この北陸を代表する駅弁といえば富山駅の「ますのすし」。誕生以来110年、大きなわっぱ型容器の押し寿司で販売されていますが、この駅弁屋さんが昨秋、新たな冷凍の押し寿司を開発。“令和版ますのすし”といってもいい新ブランドは、一体どんな進化を遂げたのでしょうか?

W7系新幹線電車「かがやき」、北陸新幹線・金沢~新高岡間

日本海の海の幸が1年でいちばん美味しくなる冬。ズワイガニをはじめ寒ブリ、甘えび、恋しくなる食べ物がいっぱいです。東京から北陸新幹線「かがやき」に乗れば、あっという間に金沢へ連れて行ってくれます。今年(2023年)3月のダイヤ改正で北陸新幹線は、東京~金沢間がさらに2分短縮され、最速「2時間25分」に。この冬も、多少の雪では運休することもなく、首都圏と北陸地方を快適、安定的に結んでいます。

Rejyu

そんな北陸ゆかりの海の幸を、気軽に我が家でも楽しめる新しいブランドが登場しました。その名も「Rejyu(レジュウ)」。ますのすしで有名な富山駅弁・源が、じつに25年の歳月をかけて開発したという冷凍タイプの押し寿司です。ブランド名は、「冷凍を柔らかく」というところから、穏やかで楽しい気持ちにという意味を込めて、「Rejyu(冷→柔、レジュウ)」と名付けたのだそうです。うっすらと源のロゴが入った箱も、お洒落な雰囲気ですね。

Rejyu

早速、ふたを開けると、パーッと華やかな雰囲気が広がりました。まるでスイーツのように個別包装された押し寿司が彩りよく並んでいます。こちらは、5つの味が4個ずつ入って食べくらべを楽しめる「Rejyu・バラエティーセット」(6000円)。ます・ぶり・甘えびと玉子・氷見産牛すきやき・かにという、富山の山海の幸が、しっかりと網羅されたお得なセットです。これが贈り物で家に届いたら、ふたを開けた瞬間から喜んでもらえるかも!?

Rejyuの解凍方法

コロナ禍以降、各駅弁業者が取り組んでいる冷凍弁当ですが、その味わいのカギは、「解凍」が握っています。源の「Rejyu」は4種類から、コースに合わせて選ぶ方式です。最短は電子レンジ・ぬるま湯併用の「時短コース」6分。次がぬるま湯使用の「おいしさコース」20分。電子レンジと自然解凍併用の「お手軽コース」は32分、自然解凍の「のんびりコース」3時間と、自分の好みや状況に合わせて解凍方法を選ぶことができます。

Rejyu「時短コース」のレンジ解凍

私はせっかちなタイプなので、およそ6分で食べられる、「時短コース」でいただきました。まずは、ご飯の面を下にして電子レンジ(500W)で30秒加熱(600W・20秒も可)します。

Rejyu「時短コース」のぬるま湯解凍

ご飯に透明感が出たところで、今度はご飯の面を上にして40℃のお湯(1リットル)に浸し、5分温めていきます。このとき、押し寿司が浮力を受けて浮かびやすいのでお湯にしっかり浸かるよう、重しを載せるとなおいいそうです。

Rejyu

【おしながき】
・ますの押し寿司
・ぶりの押し寿司(ぶり・かぶら・生姜・人参・刻み昆布)
・甘えびと玉子の押し寿司
・氷見産牛すきやきの押し寿司(氷見産牛・玉ねぎ)
・かにの押し寿司

※米は富山県産米使用

Rejyu

個別包装された押し寿司はご飯の面をめくるだけで開封できるようになっており、そのままネタの面を軽く押してあげると、ひと口大の押し寿司が、お皿の上にポン! と出てきます。そのまま口に頬張れば、昔、列車のなかでいただいた「ますのすし」同様の美味しさがいっぱいに広がります。なお、コンセプトは「本格押し寿司を好きな量だけ、好きな時に。」です。賞味期限は2ヵ月(冷凍時)。軽い朝食や晩酌のお供、パーティーなどにも使えそうです。

あいの風とやま鉄道521系電車・普通列車、IRいしかわ鉄道線・倶利伽羅~津幡間

源によると発売まで、じつに25年をかけてようやく、味、食感、見た目も、納得のいく形に仕上がったといいます。確かに解凍後も水っぽさや乾燥感がなく、クオリティの高さを感じました。こちらは源の「Rejyu」公式サイトでのweb限定販売。私も時として「ますのすし」を切り分ける手間を感じていただけに、この個別包装は嬉しい限り。110年余の時を経て、令和版に大きく進化した富山の押し寿司。まずは味わってみてはいかがでしょうか。

連載情報

ライター望月の駅弁膝栗毛

「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!

著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/

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